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一 括 講 読

投稿時間:06/10/15(Sun) 06:57
投稿者名:畑 加寿也
Eメール:
URL :
タイトル:日本アクチュアリー会の試験改正

日本アクチュアリー会の試験制度が一次試験、二次試験を含め陳腐化してきています。単なる伝統的な「保険数学」だけではなく、広い意味でのActuarial Scienceつまり、より広い分野の知識の習得を目的とした試験に改正し、明日の会員のために業界のイメージアップ、層の拡大を狙う必要があると感じています。

現在の試験はあまりにもマニアックな問題、大学入試のコピー、伝統的なアクチュアリー思考への信仰告白を強制する問題も多く、その根本たる原因は何年も改正されない教科書、少ない予算、実質ボランティアで動いている試験委員、などが考えられます。

一部の人間を除き、試験勉強を少ししたことがあるものならば、試験制度の改善をすべき、と考えるのが平常かと思われるのですが、なぜ何も進まないのでしょうか。(伝統的)生命保険数学の教科書は執筆中という状態が2年くらい続いています。モデリングの教科書も、これから実務で使用されるより深い金融工学・計量経済学の分野があまりにも不十分です。損保数理にベイジアン推定の考え方が入っていないのは何故でしょうか。極値理論も触れた方がよいでしょう。

一昔前とは異なり、大学で既に伝統的な保険数学、計量経済学、金融工学、コンピューターサイエンス、確立微分方程式、等を金融への応用を念頭において学んでいる学生が日本にも大量にいます。試験制度を改善することでこれらの優秀な学生の業界への取り込みに資すると考えます。

既にSOAではInvestmentアクチュアリーの数は相当数に上りますし、試験制度も十分に確立されています。最近ではERM, Finance Mathの試験制度も確立され、MBA, CFA, MFE, FRM, CPA等他のプロフェッションと張り合うだけのインフラが整備されてきています。

準会員の私一人では何も出来ないと思いますが、10年後の業界のために、同志を集め、プランを考え実行していきたいと考えています。例えば、現在の思いつきですが、以下のような試験改革案はいかがでしょうか。

1.試験範囲は大幅に拡大し、現在のテキストで無駄と思われるものは読み物として提供するのみとする。
2.テキストは基本的に一般の専門書を使用する。必要であれば大学教授に外注する。
3.試験自体も外注する。試験内容についてはIAJの試験委員が関与するが、FIAJのみならず、内外の専門家の意見を取り入れる(テキスト選定についても同様)。
4.プロフェッショナル意識の上昇、コミニケーションスキルの向上を目指し、合宿形式でプレゼンセミナーを行う。
5.上記にかかる費用は、試験費用、会員費用の値上げにより補う。


ご意見、実施にあたり弊害、代替案等いただけると助かります。

投稿時間:09/04/12(Sun) 13:23
投稿者名:畑さんに望む
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 日本アクチュアリー会の試験改正
氏は、正会員になられたとたんに試験改革に感心を失われたのでしょうか?
もしそうであるとしたら、当初書かれた高邁な訴えも、所詮は、自分が
試験に受からなかった憂さ晴らしだと思われます。正会員になられた、今だから
こそ、いろいろ試験改革に対する意見を訴えてほしい。

投稿時間:09/04/13(Mon) 00:57
投稿者名:門田伸一
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 日本アクチュアリー会の試験改正
正会員になったら、試験制度に対してやいのやいのいうよりも、自らの見識を高めたり、スキルを高めたりということに時間とお金と頭を使うことになります。
早い話、試験なんざどうだっていいのです。ゴールではないのですから。
もっといえば、スタート地点ですらありません、参加申し込みくらいのものでしょう。
だからこそ、あの程度のものにグダグダいちゃもんをつけているヒマがあったら問題集に向かっていた方がよいのです。合格できないのは試験が悪いのではなく、能力がなく、努力が足りない、それ以外の何物でもないわけです。

試験委員は業務に追われながらも「ボランティア」として試験問題を作り、採点をしています。今はマークシートみたいですが、手で採点していたときは「箸にも棒にもかからない」答案をみさせられるわけです。罰ゲームでもないのに。
自らの能力や努力不足を棚に上げて、ケチをつけられちゃあかなわないというものでしょうね。

投稿時間:09/05/09(Sat) 12:10
投稿者名:名無し
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 日本アクチュアリー会の試験改正
確かにそうですね。

とはいえ、一方で、中堅の外資系生保では、正会員数が数
名で、“仕事はできる”研究会員や準会員がごろごろしていて、人事をどうしたらいい
かという悩みがあります。数理関係の部署の課長が研究会員や準会員でも関係ない、と
割り切ってしまえばいいんですが。もちろん、大手の人やPATRIOTさんのような人から
すれば、“仕事ができる”ってのも怪しいわけなんですが。

正会員がたくさん
いる会社の人、あるいは、レベルの高い人は、今の試験難易度を維持していても十分に
正会員の供給はあると考えています。上のような中堅外資系生保等では、試験の難易度
ではなく、正会員を増やして、継続教育を充実させるほうがいいのではと考えています


給料を高くして正会員を増やすってのもありますが、なかなか現実的ではあ
りません。このような中堅外資系生保の切実な問題、どう考えたらいいんでしょうね。

投稿時間:06/10/16(Mon) 20:49
投稿者名:坂本嘉輝
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 日本アクチュアリー会の試験改正
畑さん

問題提起した途端にかなり厳しい激励のコメントが寄せられていますね。

日本のアクチュアリー会は「変えるべきだ」という意見を出せば変わるような組織ではありません。

アクチュアリー試験制度を変えるという方向、と同時に自分自身の勉強を進めるという方向と、両方が必要なのだと思います。

個々のアクチュアリーが本当に実力をつけてしまえば、アクチュアリー会に依存することもなく、アクチュアリー会も変わるでしょうが、それをしないでアクチュアリー会に期待だけしても、アクチュアリー会は変わりません。

と同時に、誰かが言い出さないと、何も動き出しません。

じっくりと腰をすえてがんばって下さい。

アクチュアリー会の中ではこのような議論をする場がなさそうなので、この掲示板で議論ができるのであれば、いくらでも利用して下さい。

投稿時間:06/11/07(Tue) 00:52
投稿者名:畑 加寿也
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 日本アクチュアリー会の試験改正
レスポンスが非常に遅くなってしまい申し訳ございません。

坂本様、PATRIOT様はじめ、多くの方からタイムリーなレスポンスをいただき感謝しています。

刺激的なご意見・情報、考え方の異なる方の貴重なご意見、何より(レスポンスの速さから推測するに)皆様もある程度の問題意識・興味をお持ちなのだろう、と理解でき、幸甚に思います。

考えが十分にまとまっていない段階で投稿をしてしまい恐縮ですが、後ほど考えをまとめ、再度議論させていただければ大変助かります。

一点のみコメントさせてください。
「では10年後に今と異なる知識が必要になった状況では、求められる対象者はまた変わるべきなのでしょうか。」
というご意見をいただきました。10年後は状況が変わっていることは間違いないと思います。求められる対象者が変わって必然であり、全く構わないと考えています。最も重要と考えるのは、100年経っても変わらないような組織の価値観、プロフェッショナル意識を持ち続けられるような環境を提供することです。資格の土台ともなる試験制度、内容について、現状はそのような価値観を感じられないことが問題ではないか、と感じています。

この点をSOAは十分に理解しているように思います。

投稿時間:06/10/16(Mon) 00:11
投稿者名:snow
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 日本アクチュアリー会の試験改正
こんなところで騒いでも意味がないとは思いますが、個人的な意見を。

1次試験に「金融工学」の科目を追加するだけでも、優秀な学生をアクチュアリーに振り向かせるのに多少効果があると思います。
科目数が増える分、数学や生保でマニアックな出題を減らして合格率を少し引き上げればバランスが取れるでしょう。
数学はモデリングが加わったことで、試験範囲としてはそれほど問題ないと思っています。これ以上高度な数学を試験で問うのは難しいと思います。
生保は内容的に古いので、教科書作成の方に頑張って欲しいですね。

あとは、試験は相対評価がいいと思います。
昔に比べて受験者数も増えて、毎年の受験者レベルの変動もおそらく大分小さくなっていると思います。絶対評価にして合格率5%から30%くらいまで激しく変動するよりも、10%〜15%くらいをターゲットとして相対評価とする方が、合格者の質も維持できると思います(まぐれ受かりが減るため)。
なぜそうしないのか不思議ですが、これまでそうしてきたのを変えたくないというのが大きいんでしょうかね。

投稿時間:06/10/16(Mon) 00:41
投稿者名:PATRIOT
Eメール:
URL :http://www005.upp.so-net.ne.jp/PATRIOT/
タイトル:負荷は減らしたほうがいい
金融工学という科目を追加して「良問を出題できるか」「きちんと採点できるのか」ということには疑問を覚えます。
現実問題として最適停止時刻、タワープロパティ、確率測度変換等の基礎知識をきちんと理解できている人が少ないためです。(アクチュアリー会の正会員に限定しているのではありません。)
実際に私がある雑誌に論文を投稿したところ、査読者の一人はこういった知識をまるで持ち合わせておらず、アホなコメントを返してきました。「こんなレベルの人間もいるのだなぁ」と、ある意味で参考になりましたが…
はっきりいって、ハルの邦訳書を斜めに読んでもファイナンスは理解できません。日本語の良書があまりにも少なく、胡散臭い実務家のいい加減な本が氾濫しているのが実情です。(良い本もあるのですが、かなり高いです。)

学生に興味を持たせるのであれば、大学院に講師を派遣したり、特論講座や例会を公開すればよいのではないかと思います。実務のレベルを向上させたい人は問題意識が明確になっているので、自ら何らかの手段をとるでしょう。
むしろ証券アナリスト協会と科目の交換制度を設けたり、修士以上の学位を持っていれば一部の試験免除を行うなど、余計なオブリゲーションを排除していったほうがよいのではないかと思います。

投稿時間:06/10/16(Mon) 01:19
投稿者名:PATRIOT
Eメール:
URL :http://www005.upp.so-net.ne.jp/PATRIOT/
タイトル:金融工学を体系的に学びたければ
一橋大学大学院ICS、筑波大学大学院GSSM,早稲田大学大学院ファイナンス研究科等への入学をお勧めします。中途半端な独習よりもお金をかけてきちんと体系だった教育を受けたほうが後々のためにはよいと思います。

投稿時間:06/11/22(Wed) 01:21
投稿者名:半端者
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 金融工学を体系的に学びたければ
> 一橋大学大学院ICS、筑波大学大学院GSSM,早稲田大学大学院ファイナンス研究科等への入学をお勧めします。中途半端な独習よりもお金をかけてきちんと体系だった教育を受けたほうが後々のためにはよいと思います。


全くその通りです。ちゃんと勉強し始めると、実に楽しいです。正直、
「あんな試験」

「こんな■」
に汲々とするのがばかばかしくなってきますよ。

(当掲示板としては問題発言かもしれませんね(苦笑))

投稿時間:06/12/21(Thu) 11:16
投稿者名:研究会員
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 金融工学を体系的に学びたければ
>> 「こんな■」
> に汲々とするのがばかばかしくなってきますよ。
>
のような境地に行けるようになるには、どちらの学校が良いのでしょうか。
半端者さんの行かれている大学院も前記の3校のいずれかでしょうか。
このうちならレベル的にはやはり一橋がお奨めでしょうか?

投稿時間:07/01/11(Thu) 19:19
投稿者名:半端者
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 金融工学を体系的に学びたければ
> >> 「こんな■」
> > に汲々とするのがばかばかしくなってきますよ。
> >
> のような境地に行けるようになるには、どちらの学校が良いのでしょうか。
> 半端者さんの行かれている大学院も前記の3校のいずれかでしょうか。
> このうちならレベル的にはやはり一橋がお奨めでしょうか?

お返事をしそびれてしまいましたが、私の大学院は確かにそのうちのひとつです。
どこがお勧めかということについては、これは自分が何を目指しているかという
こと(と、懐具合)に尽きますので一概には言えません。既にPATRIOTさんが
書かれていることに付け加えることはあまりありません。

ちなみに私の場合は、自分が勉強したいある境界領域的テーマ(アクチュアリー
学の枠には収まりそうにない)というのがまずあって、それを勉強できそうな
ところを(本当は国外も探したかったけど、諸般の事情により国内に限って)探
しているうちにそこへたどり着いたというのが実情でなので、これも皆さんの
選択には役立たないと思います。

ところで、大学院に進学して一番印象深かったのは、一口に金融工学と言っても
その世界は想像以上に広範であったということです。その中で直接アクチュアリ
ーが知っておくべきだとされている内容はそのほんの入り口でしかありません。
こんなに面白いものだとは、想像だにしませんでした。そこそこ心得があるつもり
でいた昔の自分が、今はとても恥ずかしいです。

投稿時間:06/12/24(Sun) 00:46
投稿者名:PATRIOT
Eメール:
URL :
タイトル:Re^3: 金融工学を体系的に学びたければ
> >> 「こんな■」
> > に汲々とするのがばかばかしくなってきますよ。
> >
> のような境地に行けるようになるには、どちらの学校が良いのでしょうか。
> 半端者さんの行かれている大学院も前記の3校のいずれかでしょうか。
> このうちならレベル的にはやはり一橋がお奨めでしょうか?

資金繰りに都合がつくなら、最も幅広い履修機会があるのは早稲田です。教官もかなり著名な方が集まっています。余計なことですが、あれで利益出ているんだろうかと心配になるくらいです。
ファイナンスに特化、更にデリバティブかアカウンティングかを明確に区分できているのであれば一橋です。
筑波はファイナンスの講義は一橋と同水準ですが、科目数が少ないです。ただし、経営、情報等選択肢は拡がっています。
統計を極めたいのであれば統計数理研究所(総合研究大学院大学)でしょうね。

デリバティブのスキルを徹底して身につけたいのであれば一橋をお勧めします。修了後も聴講制度ができるようですので知識技術の更新もできるでしょう。
ただし、修了できないリスクは結構高いです。

レベルという意味ではどこも同水準だと思います。
論文提出が義務付けられているか、提出した論文を落とすことがあるかという違いはあるでしょうが。

投稿時間:06/12/25(Mon) 14:37
投稿者名:JGB
Eメール:
URL :
タイトル:Re^4: 金融工学を体系的に学びたければ
私もPATRIOTさんと同意見です。何を学びたいかでかなり学校は絞られていくように思います。金融経済でしたら東大経済系の金融工学センター(?)の修士課程という手もありますね。でもこちらは昼間開講だったかもしれません。

話題にのぼった統数研ですが、私見ですが、あまりファイナンス理論という意味ではお勧めしません。デリバティブプライシングやリスク管理のようないわゆる計量ファイナンスは一橋や筑波のほうがいいと思います。こちらは応用分野としてファイナンスにも力をいれ、何人か専門の先生もいらっしゃいますが、どちらかというと統計数理の技術・方法論が先にあって、現実に当てはめてみたというような感じです。測度変換やファイマンカックのような代表的ファイナンス手法は、あまりこちらでは勉強しません。(個人的にはやれるでしょうが)
ここでファイナンス分野のを勉強される場合には、ファイナンス理論背景や実務上の課題解決というより、技術的な壁で悩んでいる場合にお勧めします。

投稿時間:06/12/28(Thu) 02:15
投稿者名:畑 加寿也
Eメール:
URL :
タイトル:Re^5: 金融工学を体系的に学びたければ
返信が遅れて申し訳ございません。

私の問題提起から、議論が完全に拡散しておりますが、最近の当該議論への私の個人的意見は以下の通りです。

*早稲田、一ツ橋、筑波等の社会人大学院への入学は、アクチュアリーの基礎基盤を底上げすることに資することは(恐らく)疑いが無い。実務上の問題点を認識した上での理論的学習は非常に有用である。

*(個人的には)数理ファイナンス理論、金融工学、金融理論で、上記大学院(修士課程マス教育)で学ぶようなことは既に独学で十分に習得可能であるので(個人的には)意味が無いと考える。

*上記の大学院修士教育と、アクチュアリー資格試験の充実は、独立に進められるべき議論であり、別問題と考える。つまり、現状の問題点を解決する手段として上記大学院教育が重要とは考えない。

*短中期的に、上記大学院教育で得られる資格と、IAJ試験で得られる資格の社会的認知度は同等に認められるような、試験制度の改革が必須であると考える。(特に基礎的なコーポレートファイナンス、数理ファイナンス、ベイジアン統計の考えを考慮した一次試験、及びその応用としての二次試験、その派生が早期に必要と考える。全てSOA試験においては考慮されます)

その他議論については、いくつかの論点等を踏まえ、十分な考慮の上で後日議論させていただきたいと思います。将来のアクチュアリーの養成に資する様な建設的な議論を行えることを期待しております。

投稿時間:07/09/15(Sat) 08:13
投稿者名:名無し
Eメール:
URL :
タイトル:Re^6: 金融工学を体系的に学びたければ
はたさん

> 十分な考慮の上で後日議論させていただきたいと思います。

そろそろ議論再開しませんか?

投稿時間:06/12/28(Thu) 17:00
投稿者名:研究会員
Eメール:
URL :
タイトル:Re^6: 金融工学を体系的に学びたければ
まとめていただいたわけですけど、試験の内容について畑さんのご意見はそれまでの方の意見を反映しておらず、最初の持論を繰り返しているだけに思います。
前にPATRIOTさんやちょっとさんが言われているように、ただ、今の時代に必要そうだから、SOAでやっているからとの理由で科目内容を増やすべきじゃないんじゃないでしょうか。基礎的なことは試験で踏まえて、あとは各自で業務内容に応じて努力するのでいいと私も思います。
受験生の負担が増えるから嫌だといっているわけじゃありません。そんなことより、資格試験制度って時代に関係なく、アクチュアリーとしての思考力を計れればいいんじゃないでしょうか。
今の数学の試験も分野にこだわりすぎていて、あれもこれもと内容が入りすぎです。これでは思考力より、試験に通るために広く浅くしか勉強しません。でも実際の仕事は違うでしょう。あれもこれも何でもじゃなくて、目の前にあることをいかに掘り下げられるかではないですか。金融工学を学ぶ必要を感じる人間は、PATRIOTさんや半端者さんのように自分で学校に行くわけですから。失礼ですが畑さんのいう独学でできる金融数理ってどのようなレベルですか。ではアメリカのファイナンスの博士過程なんていりませんよね。
私は試験制度というものと仕事に必要な探求レベルはそもそも別物だと思います。

投稿時間:06/12/29(Fri) 06:57
投稿者名:PATRIOT
Eメール:
URL :
タイトル:私も同意見です
まさにそのとおりだと思います。
求道者のように突き詰めるヒトもいれば、単なる資格と割り切っているヒトもいます。だから、最低要求水準を確認するだけでいいと思います。
まぁ、確かに資格は持っているけど足し算と引き算さえもできないボンクラもいる事実は嘆かわしいのですが−変額保険の最低保証でミスプライスするような−価値観を押し付けたってしょうがないでしょうという感じです。
そんなことをすると明らかに世代間の不公平が生じてしまうわけで、そういうことを認めてしまうのはアクチュアリーの基本的な考え方に整合するのかはちょっと疑問ですね。資格更新制度なんて持ち込まれたら暴れだすヒトもでてくるでしょうし。

投稿時間:06/10/15(Sun) 23:17
投稿者名:PATRIOT
Eメール:
URL :http://www005.upp.so-net.ne.jp/PATRIOT/
タイトル:気がついたこと
>
> 日本アクチュアリー会の試験制度が一次試験、二次試験を含め陳腐化してきています。
現在準会員とのことですが、陳腐化した試験になぜ合格できないのでしょうか。論理矛盾をおこしていませんか?

> 現在の試験はあまりにもマニアックな問題>
> 一部の人間を除き、試験勉強を少ししたことがあるものならば、試験制度の改善をすべき、と考えるのが平常かと思われるのですが、なぜ何も進まないのでしょうか。
標本分布を理解できていないのに確率過程が理解できるはずもないでしょう。ましてや数理ファイナンスやベイズ統計など、300万年くらいはやいのではないかと思います。あくまで個人的な意見ですが。
現時点でも特論講座やJARIP等見識を高める機会はいくらでも提供されています。ご存知ですか?

> 一昔前とは異なり、大学で既に伝統的な保険数学、計量経済学、金融工学、コンピューターサイエンス、確立微分方程式、等を金融への応用を念頭において学んでいる学生が日本にも大量にいます。試験制度を改善することでこれらの優秀な学生の業界への取り込みに資すると考えます。
別に試験なんか関係ないでしょう。

> 既にSOAではInvestmentアクチュアリーの数は相当数に上りますし、試験制度も十分に確立されています。最近ではERM, Finance Mathの試験制度も確立され、MBA, CFA, MFE, FRM, CPA等他のプロフェッションと張り合うだけのインフラが整備されてきています。
何が言いたいのかよくわかりません。勤務する会社のレベルが低ければ、転職すればいいだけです。MBAやCFAの称号を持つFIAJは決して少なくないでしょう。ファイナンスについて興味を持った人間が勉強すればよいだけで、価値観を強制することもないでしょう。

> 準会員の私一人では何も出来ないと思いますが、
とりあえず、目の前の試験勉強をきっちりとやったほうがよいのではないでしょうか。現実逃避は時間の無駄だと思いますよ。

投稿時間:06/10/16(Mon) 17:26
投稿者名:ちょっと
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 気がついたこと
PATRIOTさんが、某証券の研究所でご活躍され、金融工学のマスターを修了しドクターもとろうとされており、だからこそ「甘いよ、ぐちゃぐちゃ言う前に勉強しろよ」という苦言もわかりますが、それでもちょっと質問者の趣旨と外れていませんか?

>論理矛盾をおこしていませんか?

それをいったら、いったいどのレベルの人が意見をいえるのでしょうか。
資格試験に受からないと意見を言ったらいけないのでしょうか。少し視野が狭そうでも、若い方の疑問や提言を真っ向否定する態度はいかがなものかと思います。PATRIOTさんも大学院における指導指針や進学プロセスに疑問はもちませんでしたか?

> > 現在の試験はあまりにもマニアックな問題>
> 現時点でも特論講座やJARIP等見識を高める機会はいくらでも提供されています。ご存知ですか?

個人的には資格試験を必要以上に難しくする必要はないと思いますが、今現在、当該資格に対して求められているプロフェショナリズムを確かにもう一度冷静に吟味してみる必要があろうかと思います。業界に普遍とはいえないような知識・スキルは資格試験で問うものでなく、資格取得後に自身でプロとして習得されていくものというのが原則だと思いますが、果たして例に述べられているベイズ理論やEVTがそれに相当するのか?試験で問うべき基礎はどのレベルまでいうのか。
この辺に一定の線引きをしていないと水掛け論になってしまいます。

> > 一昔前とは異なり、大学で既に伝統的な保険数学、計量経済学、金融工学、コンピューターサイエンス、確立微分方程式、等を金融への応用を念頭において学んでいる学生が日本にも大量にいます。試験制度を改善することでこれらの優秀な学生の業界への取り込みに資すると考えます。

受験生の間口を広げることは確かに重要だと思います。しかし、どうなのでしょう。そういったことを学んだ経験のある人がアクチュアリーとしてふさわしいといえるのでしょうか。おっしゃることは確かに今のアクチュアリーに必要になりつつあります。しかし、学んだ知識の中身が本当に重要なのでしょうか。では10年後に今と異なる知識が必要になった状況では、求められる対象者はまた変わるべきなのでしょうか。私の個人的意見ですが、本来プロフェッショナルは知識そのものよりも、最新知識を自分で学び咀嚼する土壌(論理力と忍耐力)を持つことこそが重要なのではないかと思っています。その点、(確かに大学時代に確率統計を学んだ人は多少有利ですが)今の資格試験は一番の土台となる基礎中の基礎を問うており、それでいいのではないかと思います。それもないのに新たな理論の名前だけ追いかけていては砂上の楼閣になるのではという懸念は私もPATRIOTさんと同じです。

> > 既にSOAではInvestmentアクチュアリーの数は相当数に上りますし、試験制度も十分に確立されています。最近ではERM, Finance Mathの試験制度も確立され、MBA, CFA, MFE, FRM, CPA等他のプロフェッションと張り合うだけのインフラが整備されてきています。

こういう点はアメリカのほうが本当にスピードが速いですよね。昨今の商品やリスク管理ニーズの高度化を考えれば、確率過程または金融工学みたいな科目を加えるのはある意味必要なのかもしれません。でも畑さんのご認識のとおり、この分野を教えられ、試験問題を作れるアクチュアリーはかなり僅かです。今ご協力いただいているICSの藤田先生のように、大学、研究機関とのタイアップはもっと進めていく必要があると私も思います。
ただ、ここでもひとつ懸念があります。ご存知のとおり金融工学は名前もはやりぽいですし、いかにも難しそうで、それが変に今のアクチュアリーを刺激してしまっているような気もします。確率過程はご存知のとおり確率論の延長にあるにに、それをきっちり踏まえないでギルザノフの定理やコヒーレントメジャーを唱えて、道具としてのみとしてもちゃんと使いこなせるのでしょうか?
アメリカは実践を重視するのでそういう姿勢でも良いのですが、おもに日本人を相手とするビジネスに、日本人の学びの気質を飛び越えて試験対象としていいものか?私はもう少し機を見たほうがいいと思います。(大いに研修会や勉強会はやっても)

投稿時間:06/10/16(Mon) 23:19
投稿者名:名無し
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 気がついたこと
まさに、そのとおりですね。
おそらく、畑さんはとても勉強熱心な方だと思います。
勉強をした上で、いろいろコメントをされているのでしょう。

誰から見てもPATRIOTさんの言い分は、無理なものがあります。
かたよった頭のいい理系おたくにありがちな発言です。
もうすこし、勉強された方がいいのはPATIOTさんと
思うのは私だけではないでしょう。

投稿時間:06/10/15(Sun) 14:23
投稿者名:名無し
Eメール:
URL :
タイトル:Re: 日本アクチュアリー会の試験改正
政治的に見て、試験委員は、大手生保の保守派長老が委員長なので、
難しいででしょうね。

そもそも、アクチュアリー会の運営自体の中立性も確保されてないですし。
変額年金や第三分野で、どうやったら外資を困らせるか、と目標を明言して
議論しているアクチュアリー会のガバナンス自体を変えなければならない
でしょう。

投稿時間:07/11/05(Mon) 13:16
投稿者名:柳橋薄情
Eメール:
URL :
タイトル:Re^2: 日本アクチュアリー会の試験改正
> 政治的に見て、試験委員は、大手生保の保守派長老が委員長なので、
> 難しいででしょうね。
>
> そもそも、アクチュアリー会の運営自体の中立性も確保されてないですし。
> 変額年金や第三分野で、どうやったら外資を困らせるか、と目標を明言して
> 議論しているアクチュアリー会のガバナンス自体を変えなければならない
> でしょう。

名無しさんのPATIOT(PATRIOT?)氏に関するお言葉は、的確なものと存じました。

ところが、上記のご意見には、少し引っかかる次第。尤も、我々は、この「練
習帳」を、多かれ少なかれ「憂さ晴らし」に使わしてもらっているところもあ
りますので、一方で、このようなことをおしゃるのは、当りまえでよきことで
す。ここでは、名無しさんに触発されて、関連する思いを書かしてもらいます。

アクチュアリー会の運営自体の中立性が確保されていない、とありますが、こ
の場合の中立性とは何でしょうか。伝統的な保険会社(特に大手)と後発会社
(特に外資)の利害関係における中立性でしょうか。

確かに、メンバー構成などからして、また財政的にも、大手の政策が反映され
る傾向があるという見方は否定できないでしょう。しかし、それでも、ご承知
のように、一応の理屈に基づいて活動・運営が為されております。それなりに
理屈武装をしているわけです。これに抗するには、相当のエネルギーが要るで
しょう。だから、ぼやく向きも出てきます。

私は、日本アクチュアリー会が、日本の業界事情と伝統を引きずっており、具
体的な問題に対しては、理論よりも利害調整・経過調整に流れるきらいがある
のは当然であろうと思います。多くを期待してはいけない(元々期待できない
。)ということです。そういう面は、行政側にもあるでしょう。(アクチュア
リー会の今後の検討課題として、その存在の独立性を高めることを議論するこ
とはそれなりに意義はあります。)

そこでは、理屈が「保守性」の名のもとに歪曲されることがある(その意味で
運営が政治的になる。)などの問題を抱えているのも当然です。これを問題と
は見ずに、正に中立・中庸なる運営と感じている(無意識下でも)メンバーは
意外に多いかもしれませんので、なかなか状況は変わりません。尤も、メンバ
ーの若返りとともに、そういう型人間は段々減少しているようにも思われますが。

しかし、変額年金や第三分野の規制について、外資を困らせてやれと、明言し
て議論をしている会内組織は、聞くところと常識からして、存在しないはずです。

因みに、保守的な責任準備金規制によって、外資が困るとは必ずしも言えません。却って都合がよいかもしれません。特に税金面ではそうでしょう。資本効
率という面ではどうか興味のあるところですが、保険料に関する認可行政も相
俟って、「保守性」(過去の失敗をきちんと反省せずに相変わらず名目的な保
守性を金科玉条としている。)は、却ってregulatory arbitrage を招いてい
るとも言えます。

近く、日本アクチュアリー会の会長さんが国際アクチュアリー会の会長に就任
されることになったそうですから、同会も、ドメスティックな課題のドメステ
ィックな調整に止まらない、IAISに象徴されるグローバルな諸課題の、公明正
大なる消化に積極的に取り組んでもらいたいと祈念致しまして私の思うところ
の結語とさせていただきます。



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