アクチュアリーの間で割と知れた浅谷氏のHPについて。

過去を懐かしむ業
態間規制の維持、保険監督の伝統回帰、生命保険の独自性に対する強い固執等、あ
まり教養のある発言とはとても思えません。

上のような主張も、自分に都
合がいい場合は、欧米ではそんなことをしない、と他国を持ち出し、都合が悪いと
きは、日本市場の独自性（これが何なのかは氏は何も語らない）を持ち出す。


このような大先輩（？）アクチュアリーの意見をどういう風にみなさんうけと
めてらっしゃるのでしょうか？

今週は、割と、まともな発言だと思いますが、どうですか？

http://www005.upp.so-net.ne.jp/asatani/kiji0708.htm#kiji070802

あまり根拠なく、外圧drivenを悪と決めつけるのは違和感あります。展開としては、民営
化の是非の如何があり、それを実現する政治があるべきでしょう。後者の比重のおき方は
やはり浅谷氏的な思想を感じます。

また、浅谷氏に限らないが、いまだ保険会社
は営利を追及してはならず、実費原理主義者は多いですね。（メーカーは実費主義でなく
てもよく、）保険会社のみがなぜ実費原理主義であるべきなのか、実費原理主義者の主張
は相互会社のみを対象としているのか、相互会社（あるいは株式会社を含め）のガバナン
ス構造から実費原理主義は実現性があるのか、このあたりについての明確な主張を聞きた
いものです。

寂しいのでしょう。きっと。今年のＥＡＡＣで基調講演を依頼しては？