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投稿時間:07/02/18(Sun) 10:30
投稿者名:征保大将軍
Eメール:rocohouse@mqb.biglobe.ne.jp
URL :http://www.hiroks.com/rocohouse/
タイトル:Re: 『国家の品格』

ひさびさに↑でコメントを入れさせて頂いたのですが…
盛りあがらないようなので、
オソマキながら私の意見を述べさせて頂きます(^_^;)


私は「国家の品格」を読んでいませんし、
藤原正彦さんがどのような方で、どのような考えをお持ちなのかもよく知りません。
ただ、この本が講演を元に編集されタイトルも多分ご本人がつけたのではなく
出版社がつけ、そのタイトルでベストセラーになったとも聞いています。

さて、そのタイトル「国家の品格」とはどういう意味なのでしょうか?
「国民の品格」ならわかるのですが…それも好きではありません。
「人それぞれの品格」いや「品格」でなく「品」だけでもいい様な気がします。
でも、「人それぞれの品」ではベストセラーにならなかったでしょう。

私は”国家”という言葉が個人的には好きではありません。
”国家”が表に出て来た時には古今東西歴史においてもロクな事がありません。
必ず”個人”が犠牲になってきたからです。

だからと言って”国家”を否定するわけではありません、
日本国内にも東京都や大阪府があるように区分する事は必要だと思います。
でも、東京と大阪が国益?を争って戦争する事は現代ではありえません。
まー私は”国家”は必要悪とぐらいしか思っていないのです(^_^;)

たしかにモノにも品格があると言う事があります。
この器には品格があるとか、品格のあるクルマだとか…
でも、それは作った人達に品格があったからではないでしょうか?

ニワトリが先か?玉子が先か?のようになりましたが(^_^;)

私は、自立した個人・個人が色々な価値観の中で品格を持っていれば
おのずと、その国は品格のある国として捉えられると思うのです。

しかし、まず「国家の品格」が先にあって…
この品格に準じるように国民も頑張りましょう!…なんて空気になったら
私は「ドウモ…」と思ってしまいます。

藤原さんは、そんな事なんて思わずに日本人個人個人の心の有り方について
講演していたのかもしれません。
また編集者も憲法改定問題や拉致問題で”国家”がトレンディの昨今にあって
深い意味もなく「国家の品格」としたのかもしれません。

しかし、そんな本がベスト・セラーになり
それに続いて安倍さんの「美しい国、日本」(これも読んでいませんが)
という、まことの抽象的で口当たりの良さそうな本が
が本屋に平積みされているのを見ると、
”個”としての品や美しさを横に置いて、他力本願で国家に依存し
時代の空気な流されやすい、この国の風潮に違和感を感じるのは私だけでしょうか。


以下は関連一覧ツリーです。
- 『国家の品格』 - 坂本嘉輝 06/11/08(Wed) 22:15 No.1290
Re: 『国家の品格』 - 征保大将軍 07/02/18(Sun) 10:30 No.1547
Re: 『国家の品格』 - JGB 06/12/01(Fri) 12:34 No.1302
Re^2: 『国家の品格』 - Yes 06/12/01(Fri) 20:58 No.1303
Re^3: 『国家の品格』 - 山中鹿之介 06/12/05(Tue) 21:04 No.1306
Re^4: 『国家の品格』 - JGB 06/12/06(Wed) 09:21 No.1307
Re^3: 『国家の品格』 - 山中鹿之介 06/12/05(Tue) 20:59 No.1305


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