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投稿時間:07/12/20(Thu) 14:19
投稿者名:prelude
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タイトル:Re: 相互主義の意義

>  戦前から相互会社の盟主を標榜していた第一生命の経営者なら、このような視点を踏まえて「相互会社のどの点の何が悪いのか(相互会社と言う制度が悪いのか、それとも経営の執行がまずいのか)」を明解にすべきでしょう。そうでなければ、株式会社化はもちろん、現在の相互会社の経営からも手を引いてもらわなければなりません。

第一生命の社長のコメントが最近のニュースにありました。以下のような内容です。

>>−−契約者の利益を損なわないか
>> 「高水準の内部留保を続けると契約者配当が難しくなる。
>>それならば株で内部留保を返した方が適切だと判断した」

当面キャッシュアウトはさせられないので、その代わりに株券で配るという発想は分からなくもない気もしますが、今後のことはどうなるんでしょう。特に第三者からの投資資金を新規株発行で受け入れた場合、それらの株主と既存の株主(=社員)との関係等々についてどう変わっていくのか、相互会社を続けた場合との比較で説明が欲しい感じがします。

>>−−株式会社化する狙いは
>> 「相互会社の特徴である剰余金を最大限配当として契約者に返すことと、
>>新規事業への投資に必要な内部留保とのバランスをとるのは難しい。国内の
>>死亡保障保険市場が少子高齢化で縮小が避けられない中、新規事業への投資は
>>不可避だ。そのために株式会社化が必要と考えた」

(契約者保護を図る上では経営の安定を図る必要があり、そして)経営の安定を図るためには新規市場への参入が不可避であろう、そのためには株式会社化が必要である、という論理ですね。ただ、本当に新規市場への参入が経営の安定をもたらすのでしょうか。逆に不安定になりそうな気もしますが。新規投資は行わず最大限内部留保せず配当財源に充当し、相互会社のままで安定的に縮小するという選択肢のほうが、実は現在の契約者/社員にとっては良いのではないかという発想もあるでしょうし。

日ごろの不勉強で発想が現時点ではこれ以上発展しないので、ご覧になっている皆さんの考えを聞かせていただければと思います。


以下は関連一覧ツリーです。
- 相互主義の終焉? - プロFA 07/12/09(Sun) 07:57 No.1843
相互主義の意義 - 山中鹿之介  07/12/20(Thu) 09:56 No.1858
Re: 相互主義の意義 - prelude 07/12/20(Thu) 14:19 No.1859
Re: 相互主義の終焉? - 山中鹿之介  07/12/10(Mon) 09:53 No.1844
Re^2: 相互主義の終焉? - 70 07/12/10(Mon) 22:53 No.1845
Re^3: 相互主義の終焉? - プロFA 07/12/11(Tue) 20:37 No.1846
過去の経験より - PATRIOT 07/12/15(Sat) 06:24 No.1849
Re: 過去の経験より - 山中鹿之介 07/12/15(Sat) 09:45 No.1850
Re^2: 過去の経験より - プロFA 07/12/15(Sat) 21:00 No.1852


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