ここ数日、外出が続き少し疲れがたまったので、今日は早めに寝ようとベッドに入ったが、どうも私の身体に早寝は合わないようで眠れない。起き出してネットの記事を見ていたら、1か月ばかり前の『女性セブン』の記事がみつかった。
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地震専門家が警戒する「茨城と千葉での直下型地震」の誘発
NEWS ポストセブン 4月21日(木)16時5分配信
今回の震災での余波は余震域となっている東日本だけにとどまらない。大地震が起きた際には、離れた位置で「誘発地震」が起きることが少なくないのだ。1944年に起きた東南海地震では太平洋側で起きたにもかかわらず、4年半後に日本海側の福井県で誘発地震を起こしている。琉球大学・木村政昭名誉教授が説明する。
「今回は太平洋プレートの北側で地震が起きました。地震が起きてプレートのストレスが取れましたが、今度はプレートの南側にストレスがかかってきます。房総沖は地震の可能性が強まったといえるでしょう。大地震による誘発地震の危険性はそれほど注目されていませんが、規模も大きいですし、余震以上に充分警戒する必要があるでしょう」
木村教授はこれまで「地震の目」という考え方で地震の予測に取り組んできた。
「従来の地震の予測はM7前後の大きな地震が起きていない空白域を見つけ、そこで数十年後に起こるだろうとするものでした。しかし、なかなか正確には予測できない。そこで私が考えたのが地震の目でした」
木村教授によると、空白域の中でも体には感じることのない小さな地震が密集して起きている部分があるという。空白域にそうした地震の印をつけていくと、黒目のような形になる。それを木村教授は「地震の目」と呼ぶのだという。
「こうした地震の目ができる空白域に限って、過去に大地震が起きているんです。小さな地震が頻繁に起きるようになったら近いうちに、その回数が多ければ多いほど大きい地震が予測されます。この方法だと、地震が起きる場所と時間と規模を予測できるんです」
そんな木村教授がいまいちばん警戒が必要なのは、千葉と茨城で起きる直下型地震だという。
「今回の地震で日本全土にストレスが加わっているといえるでしょう。首都直下型を誘発するのではともいわれていますが、そこにはいまのところ地震の目はありません。何も予兆のないところにはすぐに地震は起きません。ただ、茨城や千葉は以前から、近いうちにM6を超える地震が起きるのではないかと予想されていました。こうしたエリアでは、かなり危険性が強まっているといえるでしょう」
※女性セブン2011年5月5日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110421-00000015-pseven-pol
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この記事の中で琉球大学・木村政昭名誉教授が説明している「地震の目」が気になったのだ。「小さな地震が頻繁に起きるようになったら近いうちに、その回数が多ければ多いほど大きい地震が予測されます」とのこと。
では、東北地方太平洋沖地震の前はどうだったのだろうか?
気象庁の「最近の有感地震」のデータをみると、2011年3月11日に、M:9.0、最大震度:7の大地震が発生する前、三陸沖には震度1~3の地震が多発していたことがわかる(震度4もあった)。震度1や2では、有感とはいえ、それほど気にするほどの揺れではないから、大地震の前兆とは思わなかった人も多かっただろう。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/shindo_db/db_map/index0.html
現在の地震情報は、同じ気象庁の「各地の震度に関する情報」に発生の都度、報告されている。私はほぼ毎日、寝る前にこのページをチェックしているが、現在のところ私が在住している千葉県の地震発生は1日1~2回、震度は1~3くらいである。木村教授の説に従えば、発生が頻繁になったときは厳重警戒体制に入ったほうがいいということかもしれない。
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html
気象庁には「震度データベース」もあり、本来なら居住している地域ごとの過去の発生情報が見られるのだが、「現在3月10日までのデータを掲載しています。『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震』の余震が多発しているため処理に遅れが生じ、ご不便をおかけしております」とあり、実際には用をなさなくなっている。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/shindo_db/shindo_index.html
データベースが使えないなら、「地震情報を発表した地震の震源および震度(3月11日~)」を見て、居住している地域の発生情報をピックアップしていくしかない。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/shindo_db/db_map/indexemg.html
いたずらに地震を不安がることはしたくないが、甘く見るのは禁物だ。家族や自分の身は自分たちで守るしかない。これから毎晩、私は地震情報をチェックし、日々の「地震日記」をつけていこう。