アカラクシアの解散

私が仕事をしているアカラックス株式会社という会社は、『アカラクシア』という子会社を持っていました。保険の代理店をするのに、コンサルティングの会社とは別会社にしておいた方が良いだろうということで作った有限会社ですが、委託型募集人はダメという保険業界のルールの変更に伴い、保険の代理店は廃業し、しばらく休眠状態にしておりました。

いつまでも毎年住民税の均等割7万円を払っていても仕方がないのでこの会社を整理することにしたんですが、単純に『解散・清算』するというやり方と、親会社のアカラックスに『吸収合併』されて消滅するというやり方とがあります。色々検討して『吸収合併』の方を選択し、何度か法務局や税務署・税務事務所に相談に行って、この1月1日に正式に消滅しました。

それを受けて吸収合併と消滅の法人の登記を行ない、登記のできるのを待って、消滅会社の税務申告を済ませました。法人税・事業税等はなし。住民税は均等割の7万円の半分の3万5千円を申告と同時に納付して終りなのですが、預金の利子に対する源泉所得税の還付だけが残ってしまいました。たった3円なので別に還付して貰わなくても良いようなものなんですが、変則的な取扱いもかえって面倒だろうと、法人税の申告書には還付してもらうように書いて提出しました。

で、今日その還付について『還付しました』という葉書が税務署から送られてきて、これにてアカラクシアとしての手続きは無事終了です。

あとは親会社のアカラックスの年次決算の法人税等の確定申告で、今回の吸収合併に伴う合併差損等の処理をきちんと済ませば良いだけになりました。

登記のための色々な書類を用意したり官報に公告を出したり、いろいろ手続きがありましたが約半年弱で何とか無事終了。

なかなか面白い経験ができました。

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