最悪の事態

今回の大地震の対応や原発事故の対応について、訳のわからない評論家や解説者が「最悪の事態を想定して」などと意味のないことを言ってますね。
それを真面目に聞いている方も聞いている方ですが。

今回の原発の事故について「最悪の事態を想定して」と言われて、たとえば次のような想定をしたとしましょう。

大きな余震が来て、放射能がさらに放出され誰も近づけなくなってしまって、手の打ちようがないまま原子炉が加熱しついに爆発してしまい、それが引き金になってもう一度大きな余震がおこり、それが引き金になって今度は東海・東南海・南海でも大規模地震が起こり、東海・近畿・四国・九州は大津波で壊滅的な被害を受け、その地震が引き金になって日本中で地震・火山の噴火が続発し、ついには日本沈没に至る。

こんな最悪な事態を想定しましょうか、などと言ったら、多分「そんな非現実的なことを考えるんじゃなくて、もっと現実的な最悪の事態を考えるべきだ」なんて、非難されるんでしょうね。

でも「現実的な最悪な事態」って、一体何ですかね。その「現実的な最悪の事態」を超えるような最悪の事態が、最悪の事態じゃないでしょうか。

そして本当に最悪の事態を想定したら、もう何をやってもどうにもならないんだから、逃げ出すしかないと言って、できることもしないで放置するということになってしまうでしょう。

日本が沈没するのに、チンタラ原子炉に水を入れててもしょうがない。それより一刻も早くできるだけ多くの日本人を国外退避させることだ、というような話ですね。

これからわかるように「最悪の事態を想定して」というのは、要するに考えるのをやめて何かするのもやめて、なるようになるに任せるという無責任な話だということが良くわかります。

その結果、事態が悪くなったら、やっぱり思っていた通り、最悪になったじゃないか、なんて自慢するんでしょうか。

こんなことを毎日のようにテレビで偉そうに話をされるとウンザリします。

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