総選挙が終わりました。
自民党の圧勝ですね。「民主」の惨敗は当然として、「維新」や「未来」も思いのほか数を伸ばせませんでしたね。
何より「未来」の方は、小選挙区では小沢さんと亀井さんしか当選できず「1勝70敗」なんて見出しも出てました。「生活」の議員さんは小沢さん以外皆小選挙区では落選したという意味のようです。そのうち何人かは比例区で当選しましたが、小沢さんはついでに肝炎の福田さんも比例区で落選させてしまったようですね。民主党を出る時に『生活』に行かなかったみせしめだ、ということのようですが本当でしょうか。
いずれにしても自民党と公明党が衆議院の3分の2を超える議席を獲得してしまったので、これからがまた楽しみですね。
選挙の直前新しい党ができたりなくなったりでバタバタして、そのまま選挙戦に突入してしまったので、候補者の先生方も何はともあれ当選目指して走り回るしかなかったんですが、とりあえず選挙が終わって、ようやく落着いてこれらのことを考えることができるようになります。
特に『民主』と『維新』と『未来』の議員さん達は、今後の身の振り方を真剣に考える必要がありそうです。
『民主』は野田さんが代表を降りてこれからどんなことになるかわからないし、『維新』は選挙が終わった途端に石原さんと橋下さんの意見不一致を見せていますし、元『たちあがれ』の先生方がいつまで橋下さんと一緒にやるのかわかりません。『未来』の方は小沢さんと亀井さんと嘉田さんで、一体どんな党にするのか(なるのか)わかりません。
昔の自民党なら、選挙が終わった途端に他党の当選者に揺さぶりをかけて自民党に鞍変えさせるというのを得意としていました。今でもその頃のことを覚えている自民党の議員さんも少なくないと思います。今回の選挙で自民党は300議席近く取ってしまったので、自民党の方から何かする、という必要はなさそうですが(参議院の方はありそうですから、そのついでに衆議員も、という話はありそうです)、それを見越して、自民党に擦り寄る先生方もかなり出てくるかも知れません。
これから臨時国会が開かれて、安倍さんが総理大臣になったらすぐに年末年始の休みに入り、1月の後半くらいに通常国会が始まるというスケジュールになるんでしょうが、この通常国会が始まる時、どの党がどのくらいの議員数となっているか、楽しみですね。