動き出す

いよいよ年末も押し迫って、いろんな動きが出てきましたね。

まず北朝鮮は今日から金正日の葬儀が始まるようです。これは対外的なデモンストレーションですから、問題はその次です。葬儀が終わって北朝鮮のトップになった金正恩が、国民にお正月のための食料を配給することができるでしょうか。

テレビでは平壌の市民にニシンとタラを配給したという映像が流れていますが、問題は平壌以外の住民と軍人です。

葬儀を終えて正式にトップになった金正恩が軍人と国民に何をプレゼントするか皆注目しているでしょうから、ここでお正月の食料等の特別の配給がなかったら、いよいよ皆が動き出すんじゃないかなと思います。まぁ1月中旬以降の話でしょうが。

次は日本ですが・・・野田さん、がんばってますね。

沖縄の環境調査評価書の年内提出は何とかできたようですね。沖縄県は受け取りを拒否しないと言っているので、反対派は物理的に受け渡しができないよう妨害して一旦は配達人を追い返したものの、防衛省は夜中に書類を運び込むという手で、とりあえず年内提出の形はついたようです。これでもう一川さんは辞めさせられても良いということになります。

もう一つの税と社会保障の一体改革、消費税引き上げのスケジュールを年内に具体的に示すという方も、ギリギリの攻防が続いているものの、「年内」という締切を野田さん一人で頑張っているようです。

これに対して反対派は離党だとか役職辞任だとか、ようやく動き出しましたね。

少し前、小沢さんが勉強会を立ち上げて100人を超える議員が集まったという話もありましたが、鳩山さんグループを含め確か200人以上いたはずの小沢さんグループが、たったの100人ちょっとにしかならないということがはっきりしてしまいました。はっきりした結果、今はもっと減ってるんでしょうね。

何人かの議員の離党も、小沢さんにしてみれば執行部に対する揺さぶりのつもりかもしれませんが、一旦動きが始まってしまうとはずみがついて、押さえがきかなくなってしまうかも知れません。今日9人が離党して、すでに離党している人と一緒になれば10人の条件はクリヤしますので、新党が結成できます。政党助成金を民主党の現執行部の好きにさせるくらいなら、ちょっと減っても自分達の分は自分達で好きに使いたいというのは理屈に合っています。こうなると「それじゃ自分の分も」と、合流する流れが出てきそうです。

その動きに引きずられて、小沢さん自身離党せざるを得なくなるということになるかも知れませんね。離党して、次の選挙でまた当選できそうもない人達にかつがれても面白くないでしょうし、離党にあたって民主党のお財布の一部を持って行くというわけにいかないでしょうから、小沢さんにとって良いことは何もないので、離党は嬉しくはないでしょうが。

野田さんにとっては反対派が離党して出て行ってくれる分には党運営がしやすくなりますから、大歓迎じゃないでしょうか。いずれにしても次の選挙では民主党は勝てないんだろうし、特に離党する先生方は当選できないでしょうから、その人達の意見に左右される必要もないでしょうね。

来年はいよいよ選挙の年ですね。

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