これが現実的にどのような意味を持つことなのか、自民党がぶっ壊れることにより、何が得られたのか、何を失ったのか。きちんとした評価をするには多分何年もかかることでしょう。
当面お役人は邪魔な今までの自民党議員がいなくなり、お役人の言いなりの小泉さんという体制を喜ぶかも知れませんが、いずれそのうち自民党がぶっ壊れて、なくしたものの大きさを思い知ることになるでしょう。
とまれ国会は新しい議員さん達とお役人とで好きなようにやってもらうとして、マスコミ各社も小泉さんと一緒になって、この自民党の大勝を演出してしまった責任を感じずにはいられなくなるでしょう。この期に及んで「小泉首相は大勝に奢らず・・・すべきだ」などと、訳のわからないことを言い始めていますが、何を今更という話です。
新たに登場する少額短期保険業者ではアクチュアリーの役割が非常に重要になっています。また、来年4月からは損保会社でのアクチュアリーのニーズも大幅に増加する予定です。
(2005年8月22日)
郵政民営化解散、刺客と新党でマスコミは大騒ぎです。
これまであらゆる公約を平然と破り続けながら、「そんなのは大した問題じゃない」と平然とうそぶいていた小泉さんも、最後の最後で唯一残った「自民党をぶっ壊す」という公約だけは実現しそうです。
このまま行くと、選挙で勝っても負けても「自民党はぶっ壊れる」ということになりそうです。
本来の自民党であればここで二枚腰三枚腰を発揮して、皆で小泉さんを追い出してウッチャリで逆転勝ちとなる所ですが、今のテイタラクを見る限りこのシナリオはあまり期待できそうもありません。
戦後60年ということばかり取上げられていますが、実は今年は保守大合同の55年体制、自民党ができてちょうど50年の節目の年です。
「人生50年・・・」の織田信長のつもりになっている小泉さんが自民党をぶっ壊すには、ちょうどぴったりの年です。
それはそれとして、無認可共済の保険会社化の保険業法改正は国会解散のはるか前にもうすでに衆参両院で可決成立していますから、予定通り来年4月からは施行となりそうです。
政省令の改正案の骨子(案)なるものも発表され、ようやく無認可共済各社も来年の4月以降に向けて準備を始めたようです。
アクチュアリー会の先輩達も
「少額短期保険協会」
なるものを立ち上げるようです。
これを機に保険業界にも新しいプレーヤーが多数登場し、多様なサービスを提供するようになってもらいたいと思いますが、さてどうなるでしょう。
いずれにしてもアクチュアリーの活躍の場は確実に広がっています。これをフルに活用して、アクチュアリーが世の中にもっと存在感を持つようになってもらいたいなと思います。
(2005年2月6日)
年が変わって、またこのページを新しくしました。
今までのコメントはこのページの最後についているリンクからご覧下さい。
昨年はこのページにあまり書き込みができませんでした。今年も既に2月に入ってしまっています。
昨年の最初のコメントを見直してみると、動乱の年だ、と書いてあります。
確かに去年は台風、大雨、地震、津波、大雪と、大変な年でした。
イラクでの戦争もまだ続いていますがとりあえず選挙は何とか実施できたようです。
昨年末の金融審議会の報告書で無認可共済の法制化の方向が明確になり、4月からは変額年金等の責任準備金の積み増しが始まります。
銀行窓販の範囲拡大の問題も、どのように決着がつくのでしょうか。
変額保険の予定利率の変更や売り止めの話もちらほら聞こえてきています。
銀行にとってはかなり効率のいい収益源の生命保険の窓販にブレーキをかける話になります。銀行はどう考えているんでしょう。
そんなこんなで今年も盛りだくさんのテーマを抱えた面白い年になりそうです。
この練習帳ももう少しにぎやかにしたいと思っています。
今年もよろしくお願いいたします。
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