菅さんと谷垣さんの党首討論、なかなか激しくやり合ってましたね。
菅さんも攻められる立場だとなかなか勢いが出ませんが、久しぶりに攻める立場に立つと、やはり元気ですね。
菅さんはもう昔のマニフェストは通用しないのはわかったから、与野党協力して何とかしようよ、という呼びかけですが、谷垣さんの方はマニフェストが通用しないとはっきり言って、解散総選挙をしてから与野党協力して何とかしようよ、ということで、事ここに至ってはもう四の五の言ってられないから、「対立するんじゃなく協力しよう」ということでは一致しているようです。
慶應大学の権丈先生なんかは、解散したくないんだったら谷垣さんを総理にして菅さんが副総理になるという体制でやったらどうだなんて過激なことを言っていますが
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/
なかなかそうも行かないでしょう。
ここで解散総選挙といった所で、民主党は「前のマニフェストは取り下げます」というくらいのマニフェストしか用意できないでしょうし、自民党もまだちゃんとしたマニフェストが準備ができているわけでもないしょう。
それで実質的にマニフェストなしで選挙をやれば、どっちが勝ってもマニフェスト違反といわれないで済むということになりますが、そんなことをするよりまずは、悔しがりの菅さんが頭を下げていることに免じて谷垣さんも協力してあげて、その間どちらも本気で日本の将来像について党内外で議論し、意見の違う人間同士は別々になり、意見の同じ人同士は一緒になって、その上で解散・総選挙の方が良いんじゃないかなあ、と思うんですが、民主党に甘過ぎるでしょうかね。