リビアのカダフィ大佐

チュニジアに始まった政権打倒の動きはエジプトに続き、ついにリビアのカダフィ大佐まで倒しそうですね(あるいはもう倒してしまったかも知れません)。

あれだけ長時間、アメリカを相手にがんばってきたカダフィ大佐の独裁体制、強権的でちょっとやそっとではびくともしないと思われていたものまで倒れるとなると、これは他の国に与える影響は甚大なものになりそうですね。
すでに反政府デモが始まっている所はこれで一層動きが激しくなるでしょうし、まだ始まっていなかった所でもこれに力を得て、始まるかも知れません。
1989年の東欧の玉突きのような共産党独裁体制崩壊を思い起こすような大変な動きですね。

イスラム諸国の場合、政権を打倒してそのあとがまの当面の最有力候補は反米のイスラム原理主義になるのではないかと心配されていますが、これもどうなるんでしょうね。
いずれにしても落着くのに10年かそこらはかかるんでしょうし、イスラム原理主義もインターネットを通じたオープンな環境下のイスラム原理主義というのは、これまでとは違ったものになるんでしょうね。イランの反政府運動は、すでにイスラム原理主義の政府に対する反政府運動ですからね。

アメリカの原理主義はここの所おとなしいですが、この動きを受けて来年の大統領選挙はどんなことになるでしょう。
目が離せないですね。

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