素晴らしい震災対応

日本の震災対応、素晴らしいですね。

我々がボーゼンとしてテレビの画面にクギ付けになっている間に、いつの間にかもう道路も通し、港も使えるようにしてしまい、空港も飛行機が飛べるようにしてしまったということです。
それも繰り返される余震と津波警報のさ中に、被害者の救出活動と同時並行にやってしまったのですから、考えてみればまだ大地震からまだ1週間もたっていないんですからものすごいスピードです。

各地の被災地・避難所から、あれがないこれがないと悲鳴が聞こえますが、この段階でもう被災地・避難所とこのようなコミュニケーションが可能だということ自体が素晴らしい対応です。道路も港も空港も使えるようになれば、物資を届けるのももうちょっとでしょう。

心配なのは福島の原子力発電所ですが、これの対応も素晴らしいですね。テレビの画面では当初いくつもの建物が整然と建ち並んでいたので気が付かなかったんですが、実はこの原発も地震とかなりの津波で大きな被害を受けていたようですね。その被害の状況を確認する前に次々に事故が発生してしまったので、状況がはっきりわからないまま対応しなければならないということのようです。

原発の近くで見張っているということができないので様々の計器を使っているんでしょうが、それがきちんと機能しているのかどうか、機能しているとしても当初設置した場所でそのまま機能しているのかどうかわからないまま、手探りしている状況のようです。
地震でいろんな配管がずれたりはずれたりしているようですし、津波でいろんな周辺の装置も流されたり傷ついたりしているようです。こんな状況では、何か対応策を実施してみて、その結果を見ながら状況を推測していくしかないでしょう。

バルブを開けるのに時間がかかったり、開けたバルブがいつの間にか閉じてしまったりというのも、このように考えると問題の難しさを示しているんであって、東電の不手際、ということではなさそうです。

そうだとすると、今までの対応、本当に素晴らしいと思います。日本の技術者の力量と誠意を見せ付けられる思いです。一日も早く、多少でも落着いて休めるようになると良いですね。

Leave a Reply