ビンラディンとカダフィ

アメリカがビンラディンを殺した、と発表して、びっくりしましたね。

リビアのカダフィがまだ片付いていないのに、カダフィでなくビンラディンの方だ、というのもびっくりです。

ビンラディンを殺した、といっても、死体も見せないし、殺した時の映像も公表しないんですから、これが本当なのかどうか、疑いはぬぐえません。

また、他の国で断りもなく軍事行動をして、その国が主権侵害をあまり声高に主張しない、というのもなんとなくすっきりしません。

リビアのカダフィの方もなかなか決着がつかないようです。
一時は反政府側がつぶされてしまうか、というところまで追い詰められたようですが、ヨーロッパの方も、とりあえず反政府側が勝つまでは支援を続ける、という覚悟を固めたようです。NATO軍の空爆でカダフィの息子を殺した、というニュースもありましたからもう後戻りはできないでしょう。

とはいってもNATO軍が正面切って戦争することもできないので、やはりこの戦争は長引きそうです。

ヨーロッパやアメリカにしても、反政府側が勝ってカダフィが倒されたとしても、勝った側の反政府勢力が必ずしも親欧米、というわけでもないので、むしろずるずる長引いてしまうことのほうがうれしいのかもしれませんが。

2 Responses to “ビンラディンとカダフィ”

  1. eiko より:

    YouTubeにパキスタンのメディアが公開したというビンラディン殺害の映像がアップされていますね。
    http://www.youtube.com/watch?v=80XDfV5pxss

    オバマ大統領は議員に写真を公開したとも。

    ところで別件ですが、
    東電賠償スキームが発表されましたが、どうにも納得できないでいます。こんなスキームで処理するのなら、最初から原子力損害賠償法は必要なかったのでは? この件に関する坂本さんのご意見をお聞きしたいです。
    http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21084820110513

  2. 坂本嘉輝 より:

    小野さん、

    このYouTubeの映像は、どこのテレビのものかわかりますか?
    ビンラディン殺害の映像はどうやって手にいれたんでしょうね。

    東電賠償スキームについては、リンクの記事では株主・社債権者を保護するような書き方ですが、すぐそのあとで枝野さんは金融機関に対して債権放棄を求めてますね。むしろこの方が問題だと思います。改めて別の投稿でコメントします。

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