3.11の震災から満1年経って、いわゆる1周忌ですね。
マスコミの報道も震災特集オンパレードでしたが、これでまずは一段落。震災復興もこれからいよいよ本格的になりそうですね。
来年満2年のいわゆる3回忌の頃には、いろんなことが大分進んでいるんだろうと思います。
これまでは震災のパニックで原発を全部停止するだの再生可能エネルギーだの、電力買い取りだの発・送電分離だの、コスト無視の議論が大賑わいでしたが、実際に物事が動き始めると電気代の大幅値上がりその他で、ようやく皆正気に戻るのかも知れません。
何しろ一番安い原発を止めて、もちろん止めてもコストはそのままかかり続けるのに電気を作らないでその燃料その他を無駄にしてしまい、代わりにはるかに高い電気を作ったり買ったりするということですから値上がりは間違いありません。
再生可能エネルギーでソーラーパネルの発電施設をソフトバンクその他が作ろうというのも、その電気を高い値段で電力会社に買い取らせることができると思っているからで、その分当然電気料金は上ります。
発・送電を分離した所で、発電会社・送電会社それぞれ儲けなければいけないので、その分電気料金は上ります。
東京都なんか自分で発電所を持とうなんて言ってますから、その分都民税が上がることになります。
消費税が上がり、それに伴う便乗値上げがあればさらに電気料金が上がります。電気料金と消費税の値上げは他の全ての物価を上げ、それがまた電気料金の値上げに跳ね返ってきます。
コスト無視の議論と、それに乗っかって皆が払う税金や電気料金で儲けようという議論がいつまで続くのか、見続けてみましょう。