『確定申告』と救急車

所得税の確定申告と納付、無事期限末日に終了しました。

2月末にアカラックス株式会社の解散の確定申告が終わり、通常であればその2週間後の3月15日までに所得税の申告・納付をしなければならない所、今年はコロナのお蔭で期限が1ヵ月延びて4月15日になっていました。

半月ではちょっと間に合いそうもなかったのですが、1ヵ月半あれば何とかなるだろうと安心して作業を始めました。

個人事業について会計帳簿の体系をどうするかとか、記帳のルールをどうするかとか考えながら、会社の経理・個人事業の経理・事業に関係ない収支を区分し、個人事業については記帳をして決算しなければならないので、結構時間はかかるけれど何とかなるだろうと思っていたら、思いがけず3月末から4月初めにかけて毎日のように病院通いをせざるを得なくなり、今度こそ間に合うかなと思ったのですが、何とか間に合ってほっとしています。

65万円の青色申告控除を使うため、申告書・個人事業の決算書・医療費控除の明細書等全てe-Taxシステムで作成し、それをe-Taxシステムで送信し、また計算した所得税等を近くの郵便局で納付して、一件落着です。

給料の源泉徴収票や生命保険控除証明書も、マイナンバーを使って確認できるので、相手先の名前だけ入力すればそれらの書類の添付は必要なくなっていて、確定申告もはるかに楽になっていました。

実は期限まであと1か月を切った頃、そろそろ個人事業の決算を仮に締めてみて、それでまずはe-Taxの決算書・申告書を作ってみようかと思っていた頃、大宮のオフィスにいたのですが、そろそろ昼食の時間だけどどこに行こうかなと思っていた時、トイレに立ったあとちょっとフラフラするなと思い、何となくちょっと吐き気のようなものもあり、左手の掌が真っ白くなって冷たくなっていて、しびれのようなものもあり、これはもしかすると脳梗塞の症状かも知れないと思い、119番に電話しました。私は救急車を頼む電話をしたのは初めてで、しかも自分自身のことで、というのは何とも新鮮な体験でした。

すぐに救急車が来てくれて、オフィスの入り口のドアの所まで救急隊員の人が来てくれました。救急車の中でちょっと診断しましょう、ということで、一緒に階段を歩いて下りて救急車に乗り込みました。すぐに血圧計とか心電図とかを付けられていろいろ問診されて、とりあえず赤十字病院に運ばれました。

自分が患者になって救急病棟に入るというのも初めての体験で、看護婦さん達のテキパキとした働きはまさに瞠目ものでした。すぐに血圧を測られCTとMRIを撮られ、多分予想通り軽い脳梗塞だろうということで、血圧を下げる薬、血液をサラサラにする薬を処方されて病院を出たのが5時近くでした。いつの間にか5時間も病院にいたことになります。

CTやMRIは救急で検査ができましたが、他の検査については病院のルールに従って予約を取って検査を受けることになるようで、その翌週は毎日のように検査が入りました。

腕の神経の電導速度を測る検査・24時間心電計・首の血管のエコー検査を次々に受け、心臓のエコー検査だけはなかなか予約が取れず、5月になっています。また、この検査検査の週には、去年の白内障手術を受けて手術後の眼鏡を作ってもらうために眼鏡さんに行く予定も入って、ほぼ毎日のように病院通いでした。

これら全てこなして何とか確定申告までたどりついたんですから、何ともヤレヤレです。

確定申告では医療費控除の明細書、書式に入りきらないのでどうしようかなと思い、金額の多いほうから入力して入りきらないのは諦めようかと思ったのですが、申告期限の最後の日になって、もしかしたら2枚目に入力するということができるかも知れないと思いついて、見てみたら確かにそうなっていて2枚目を開いて全て入力することができました。

なお脳梗塞は今の所大したこともなく、左手の手のひらと指先の痺れがまだ残っていますが、それ以外は特に変わったこともなく、当面はこれで行けそうです。しびれが出ているのが右手でなく左手だ、というのもラッキーでした。

高血圧の薬と血液をサラサラにする薬はその後も飲み続けているし、お医者さんの指示で毎日血圧も測るようにしているのでので、この面でもリスクは小さくなっていると思います。

皆さんもちょっと変だなと思ったら、救急車を頼むのを躊躇しないで下さい。

One Response to “『確定申告』と救急車”

  1. 勅使川原 渉 より:

    坂本さん、ご無沙汰しております。練習帳への書き込み、昔も今も楽しみに拝見させて頂いております。それにしましても大変でしたね。お身体をどうぞお大事になさって下さい。

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