小沢さんの裁判-その2

小沢さんの裁判、緊急入院した小沢さんも無事出席できたようですね。

そこで流された石川議員の隠し録りの録音、私は検察の取調べの録音かと思っていたのですが、そうではなく任意の事情聴取の際の録音のようですね。

産経新聞のサイトに出ているものを読んでいるのでかなりバイアスがかかっているかも知れませんが、小沢さんに有利になる内容とは思われませんね。

和気藹々と石川さんが検事と話していたり、石川さんが自分で「どうがんばっても有罪は避けられない」と言ってみたりして、途中で机をバンと力いっぱい叩くという所が出てきて、これが検事の威圧的な取調べかと思ったら、叩いたのは石川さんで、それも石川さんに不利な証言をしている別の人のことを「我慢ならない」ということのようですから、取調べの問題というより、石川さんが自由に振舞っていたことの証明になってしまったようです。

これでさらに小沢さん側が苦しくなったのを反映したのか、小沢さんの弁護士が大声を張り上げて、かなりのパフォーマンスをしたようです。

前回の小沢さんの裁判に関するコメントで、「小沢さんに対して厳し過ぎるんじゃないか」という意見を貰いました。考えてみると確かにこれが小沢さんじゃない別の政治家だったら、「良くあることだ」と取上げることもしなかったかも知れません。

私にとってはやはり「小沢さん」というのは角さんのイメージとセットされてしまっていて、「角さんの秘蔵っ子と言われていたのが、何たるザマだ!」ということで、小沢さんに対して点が辛くなってしまうのかも知れません。

角さんが小沢さんを可愛がっていたというのは事実でしょうが、本当にどのように評価していたのかは今となってはわかりようがありませんから、それを元に過剰に期待して、その分過剰に失望して評価が厳しくなるというのは、確かに問題があるんでしょうね。

いずれにしても200人もの小沢グループの議員と言われる人達も、ここまで来てまだ本気で小沢さんと心中するまで付いて行くと思っている人も多くはないでしょうから、もうそろそろ小沢さんを「普通の政治家」としてみるようにしなきゃいけないな、と反省しました。

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