Archive for 11月, 2012

南極とグリーンランドの氷

金曜日, 11月 30th, 2012

南極とグリーンランドの氷床がこの20年間に4兆トンも失われたという見出しのニュースがありました。
イギリスのリーズ大学やアメリカのNASAの研究チームが科学雑誌の『サイエンス』に発表した内容だそうです。
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012112901001314.html

4兆トンとはすごい量だなと思って(ついつい「兆」にひっかかってしまって)計算してみると、これが全部海水になったとして海面の高さの上昇は1cm位となりました。
なぁんだ(海は広いな大きいな)と思ってそのニュースを見直してみると、なんと記事の中でちゃんとこの「1cm上昇」ということが書いてありました。

(最近計算間違いが多いので)私の計算が間違ってなかったと嬉しかったのですが、それにしてもこの20年間にたったの1cmというのは、地球温暖化というのはこの程度のものかなあとちょっと拍子抜けです。

新党みらい

水曜日, 11月 28th, 2012

滋賀県知事の嘉田さんの新党で大騒ぎですね。

小沢さんの新党、いつまでもつかと思っていたのが、何と総選挙を待たずに解党ということのようですね。まあ石原さんの『太陽』に較べればはるかに長持ちしたとも言えますが。

でも今回の新党、何とも不思議な話ですね。小沢さんは何としてでも自分が党首の「生活」という政党のイメージを消したかったんでしょうね。

それにしても国会議員が一人もいない、経験もない人がたった二人で新党を作ると言って、組織もなければお金もない、人もいない、ノウハウもない、あるのは新党の名前と党首、そして6つほどのお題目のような主要政策、そんな新党に、国会議員が何十人もいてそれなりに組織もあるしノウハウもあるちゃんとした政党が、解党してまで合流するというのはおかしな話です。

小沢さんにしたら石原さんに嫌われてしまって『維新』からも声がかからないので、むりやり嘉田さんに頼み込んで党首になってもらったんでしょうが、『生活』の他の人、特にこの総選挙に出るはずの人はどうなんでしょうね。

理屈からいけば『生活』で公認候補になっていた人であっても、合流した『未来』で公認候補になるなんて保証はないはずなんですけれど。

そして『生活』では小沢さんもそれなりにお金を用意したと思うのですが、解党に伴ってそのお金がどうなるのか、というのも気になります。お金を出した人に返すのか、あるいは新党にそのまま引継ぐのか、とも考えられますが、何となくドサクサ紛れに小沢さんのポケットに入ってしまうこともあるのかも知れないな、なんてことも考えられます。

嘉田さんという人は女性だし、もともと学者だし上品そうな感じだしで、小沢さんはおミコシに乗せてしまえばどうにでも操れると思っているのかも知れませんが、どうもこの人はそんなにおとなしく人の言いなりになる人でもなさそうです。

とりあえずおミコシには乗ったものの、行き先を自分で決めたり気に入らなかったら、勝手に降りたりしそうです。

橋下さんのおミコシに乗った石原さんと同様、この新党とそのおミコシに乗った嘉田さんがいつまでもつか、そのあとそのおみこしはどこに行くのか、また面白い見物ができそうです。

石原さん

月曜日, 11月 19th, 2012

石原さん、ついに橋下さんに捉まってしまいましたね。

それにしても「太陽の党」あっという間でしたね。1週間くらいは存在したのでしょうか。ちゃんとした国会議員が何人もいる政党としては、もしかすると最短記録かも知れませんね。

で、橋下さん、うまく石原さんをひっぱり出してお御輿に乗せることができて大喜びですが、うまく行くんでしょうか。

このお御輿に乗ったのは自他ともに認める「暴走老人」ですから、お御輿の上からあっちに行けこっちに行け、と号令をかけそうですし、いつ飛び降りるかもわかりません。

とりあえず選挙が終わるまでの1ヵ月、あるいは何とかそれまでもったとして年末までの1ヵ月半、お御輿にじっと乗り続けることができるかどうか、見ものです。

新たな楽しみが増えました。

解散・総選挙

金曜日, 11月 16th, 2012

ようやく解散・総選挙ですね。
それにしてもちょっと遅すぎたような気がします。

これは「近いうち解散」の約束の時からというのもありますが、むしろもっと前から計算して、です。

民主党が政権を取ったあと、普天間の「最低でも県外」が失敗し、また事業仕分けでいくらでも出てくるはずのお金が全く出てこないことがはっきりした段階で、本来なら解散・総選挙をすべきだったのでしょう。

その代わりに民主党は代表を変え、新たに代表になった菅さんも解散するだけの総理大臣になるのは嫌で色々頑張ろうとしてうまく行かず、にっちもさっちも行かなくなった時に3.11の大地震と津波が来ました。

まさか大勢の人が避難所で暮していて、原発も次に何が起こるかわからないという時に、解散・総選挙でもありませんから、そのまま菅さんが総理大臣を続けました。

でも菅さんが民主党の代表を降りることにした頃には事態はかなり落着いていたので、代表選の代わりに(あるいは代表選もやっても良いのですが)解散・総選挙をしなければいけなかったはずです。

そこでも解散・総選挙をしなかったので、新しく代表になった野田さんはマニフェストに書いてもいなかった「消費税上げ」をすることになってしまいました。

「消費税を上げた政権与党は次の選挙で負ける」ということになっているので、自民党にしてみれば自民党政権になってから消費税を上げるより、民主党が政権党のうちに消費税を上げたほうが都合が良いということで、消費税を上げる法律ができるまでは民主党政権を続けることを容認してしまいました。

その結果、今まで解散・総選挙が遅くなったのですが、元々の鳩山さんの失敗が明らかになった時から計算すると、3年近く遅すぎた解散です。

でも、今日解散で12月4日には選挙が始まります。あと20日もありません。選挙に出ることは決まっていてもどの政党から出るかとか、どの選挙区に出るかが決まっていない人も多いようです。選挙が始まるまでにポスターやビラをちゃんと用意できるんでしょうか。

民主党政権のお陰で、マニフェストというのが何の意味もない口約束だ、ということがはっきりしたのですが、今度の選挙では各党はやはりマニフェストを作るんでしょうか、作らないんでしょうか。

こんなロクでもない話で、興味深い選挙です。

小沢さんの控訴審判決

火曜日, 11月 13th, 2012

小沢さんの控訴審、一審通り無罪の判決が出ましたね。

とはいえ、この裁判ももう昔の話で、今更あらためて大騒ぎになることもなさそうですね。

今回の判決では、政治資金報告書に嘘を書いたのは事実だけれど、小沢さんがこれを『嘘だと知っていたと立証することができない』ということで無罪の判決となったようですから、無罪の方よりむしろ『嘘を書いていたのは事実だ』と裁判所が認定してしまったことがより明確になったような気がします。

これは嘘を言って他人を騙しても、それが嘘だということを知らなければ有罪にならないということで、法律的には確かにそのとおりなんですが、一般の感覚としてはなかなかすんなり納得できないですね。

騙された側としては、騙した人が嘘だと知らなかったとしても騙されたことは事実なんですから、なかなか収まりがつけられないですよね。

前回の一審の判決は『殆ど真っ黒な無罪』という感じでしたが、今回の二審の判決は『嘘をついて人を騙したのに最後までシラをきり通した大嘘つき』か、あるいは『部下が自分の名前で嘘をついて人を騙したのに何にも気がつかなかった大マヌケ』ということになりますから、いずれにしても選挙演舌で自慢できそうな話じゃなさそうですね。

アメリカ大統領選挙とユーロ危機

火曜日, 11月 13th, 2012

オバマさんの大統領選挙が終わりましたね。

最後まで競っていたフロリダ州もオバマさんが勝って、これで本当に圧勝ですね。
終わるのを待っていたように早速一休みしていたドル安・ユーロ安が再開しています。

ユーロ危機の方は相変わらず、ギリシャに対してもスペインに対しても最後の最後の土壇場までいかないとお金を出さない、ということを繰り返しているようです。これではいつまでたってもユーロ危機は解決しないですね。

そうこうするうち、イギリスがEUから抜けるとかドイツがユーロから抜けるなんてことも、ひょっとしてひょっとすると、あるかも知れませんね。

アメリカの大統領選挙

火曜日, 11月 6th, 2012

いよいよアメリカの大統領選ですね。

多分オバマさんの再選ということになるようですが、なかなか面白い選挙戦でしたね。

今頃になって4年前オバマさんが圧倒的な支持で選挙戦を戦っていた頃を思い出しました。

当時、初めての黒人大統領になるかも知れないということで、大統領になって4年間もつのだろうか、途中で暗殺されるなんてことにはならないだろうかと思ったことがありました。

それからすると、今ではそんな心配は全くなくなったようです。むしろ今回ロムニーさんが勝って、たとえばいかにも「白人のアメリカ」みたいなことをやり始めたら、こっちの方が暗殺される心配がありそうに思えます。

やはりアメリカは大きく変わりつつあるんですね。