Archive for the ‘時事雑感’ Category

原発事故の中間報告書

火曜日, 12月 27th, 2011

原発事故の事故調査・検証委員会の中間報告書が昨日(2011年12月26日)発表されました。

マスコミは大騒ぎですが、私はマスコミの解説や評論家のコメントなんかには興味がなく、この中間報告書自体を読んでみたいと思って探してみました。

ネットの検索では出てくるのがこの手のニュースやらコメントやらばかりで、報告書自体をみつけるのはなかなか厄介だったのですが、ようやく見つかりました。

事故調査・検証委員会のホームページがhttp://icanps.go.jp で、
中間報告書はhttp://icanps.go.jp/post-1.html にあります。

中間報告書の概要が19ページ
中間報告書の本体が519ページ
中間報告書の資料編が219ページ
全部合わせて757ページの大作です。

年末・正月休みに向けこれだけ大部の資料がタダで手に入るのですから、たっぷり楽しめそうです。

金正日

火曜日, 12月 20th, 2011

北朝鮮の金正日が死亡した(死亡していた)と言うニュースで昨日から大騒ぎですね。

今のところ、17日の朝8時ころ列車の中で心筋梗塞で死亡した、ということになっています。本当のところはどうなのかまだわかりませんが、いずれだんだんわかってくるものと思います。

問題はこれからどうなる、ということでしょうが、多分それはいまのところだれにもわからない、ということでしょうね。

NHKでやっている『坂の上の雲』の時代ならばここはなにがなんでもとりあえず軍隊を進駐させる、というところで、中国もアメリカも、ロシアも負けずに北朝鮮に軍隊を送り込むところです。さすがに今ではそんな乱暴なこともできないので、とりあえずここは様子見、というところでしょうか。

中国もアメリカも、相手に出し抜かれることだけは避けなければならない、とにらみ合いで、ロシアは中国とアメリカにだけいいところを持っていかれるのは我慢できない、ということで、表裏両面からすさまじい工作が繰り広げられているんでしょうね。

一応、後継者は三男の正恩、ということになっていますが、注目は誰が最初にしゃべりだすのか、ということなのかもしれません。すなわち、『この国難に国民一致団結して・・・』何ていう演説を、アナウンサーでない、指導者のうちの誰がするのかで、今後の体制が見えるのかもしれません。

ニュースの画面では身もだえして嘆き悲しむ人民の様子が出てきますが、このような悲しみ方、というのは儒教の正式な葬礼のマナーだ、ということを踏まえておかないと大きな誤解をしてしまうかもしれません。
誰かが死んだら、遺族のうちの誰か、あるいは遺族の代わりの他人の誰かがこのように身もだえして嘆き悲しむ、それが死者を悼む正式な作法だ、ということのようです。

北朝鮮というのは李氏朝鮮の後を継いだ強烈な儒教国家で、それは日本はもちろんのこと本場の中国よりかなり厳格な(とはいえ独特な)儒教の伝統が残っているようですから、そのつもりで見る必要がありそうです。

今はまだ金正日死亡、ということで皆がボー然となっている段階でしょうが、この次に北朝鮮の様々な人々がそれぞれの立場でこれからどうなるか、これからどうするか、ということを考え始めたところで、徐々にいろんな動きが出てくるんだろうと思います。

特に、これから冬の寒さは一層厳しくなります。ここ数年来の凶作や水害で人民はかなり痛めつけられていて、多分、暖房用の薪もない、食べ物もない、という状況でしょう。そんな中で権力の中心が欠けてしまって統制が緩んでしまっているんでしょうから、何が起こっても不思議じゃありません。

帝国主義の時代なら土地と人口を手に入れるためには何でもする、ということだったんでしょうが、今は経済合理性の時代でコストとメリットをはかりにかける時代です。将来的には北朝鮮を手に入れるメリットはかなり大きいと思いますが、そこに行きつくまでのコストの膨大さを考えると中国もアメリカも、韓国も、そう簡単に手を出すこともできないのかもしれません。

北朝鮮の人たちが大挙して生き残りをかけて国を捨て、韓国・中国・ロシアとの国境を越えて入ってこようとしたとき、これらの国々はどうするんでしょうね。そう簡単に受け入れることもできないし、かといって食べ物もない北朝鮮に追い返すこともできないし。

昨日のニュースを見ていて興味深かったのは、金正日の死亡の発表の前に、昼に特別放送をする、と北朝鮮の報道があったのにもかかわらず、野田さんが街頭演説に出かけようとした(結局途中で引き返したようですが)のは危機管理がなっていない、と日本では一部の人がコメントしていましたが、韓国では金正日が死亡してから2日間もそのことが分からなかったのは安全保障上大きな失態だ、という政府批判になっている、ということです。やはり日常的に戦争を意識している国と、もう半世紀以上も戦争を日常と考えないで過ごしている国の違いでしょうか。

特別放送がある、ということを知った韓国政府も、それが金正日の死亡のニュースであるわけがない、何かほかの重大な発表だろう、と思っていたようですから、そういう意味では野田さんが街頭演説に出かけようとした、というのもそれほど責められるようなことではない、ということでしょうか。

地球温暖化のCOP17

火曜日, 12月 13th, 2011

地球温暖化のCOP17、大もめにもめた後何とか合意に達したようですね。
合意に達した後、すぐにカナダが京都議定書を正式に脱退するなど、とりあえず二酸化炭素を減らすのもしばらくは中断、ということになりそうです。

日本は震災のあとの反原発キャンペーンで火力発電を一気に増やして、二酸化炭素を出し放題のようです。ヨーロッパもユーロ危機の方が二酸化炭素より焦眉の急です。

そんな中、電気自動車をさかんに宣伝していますが、それが使う電気を作るのに伴い発生させる二酸化炭素の増加をどう考えているんでしょうね。

で、COP17の合意ですが、ニュースの報道を見る限り一体何を合意したのか、良くわかりません。
本来なら合意文章かなんかをそのまま発表してくれると良いのですが、解説記事ばかりで肝腎の合意文書がなかなか見つかりません。

ニュースをいろいろ見てみると、どうもこの合意というのは「合意した」ということに合意した、ということのようです。それ以外には中味らしい中味はあまりなさそうですね。

それでも会議が決裂したということより、中味はなくても「合意に達した」と発表できるようにした方が良い、と、合意したんでしょうね。

乃公出でずんば (だいこういでずんば)

火曜日, 12月 13th, 2011

国会も終わりましたね。
最後に問責決議案を可決された一川さんも山岡さんもそのまま閣僚に残って、あとは安心して政府と民主党との言い合いが続いています。

政府としては民主党の、特に昔の公約にしがみつきがたっている人達の言うことを聞くわけにはいかないので、公約違反だ・契約違反だと言われながらも、自民党政権と同じようなことを決めていかざるを得ないということでしょう。

山岡さんはともかく一川さんは、これから年末にかけて沖縄の環境評価書の提出という大仕事が待っていますから、やめるとしてもそのあと、ということになりますね。

で、もう来年のことを皆が考えていて、来年はほぼ確実に選挙の年だろうと思っているようですが、そんな中、いよいよ石破さんが登場してきたようです。自民党内に勉強会を立ち上げたというニュースが話題になっています。

石破さんというのは、いわゆる「女こども」にはとても人気があるとは思えないですが、その分くろうと受けのする人で、やはり今の自民党を見渡して国のリーダーを任せられる人はこの人しか見当たりません。

で、勉強会を立ち上げた途端、何十人もの参加者があって大騒ぎになっているようです。

石破さんというのは、いかにも「オタク」といった感じの人ですから、自分が出世して自民党総裁になろうなんてことを考える人ではなさそうです。この勉強会というのは、自分が総理大臣になるしかない、とようやく覚悟を決めた、と言うことだと思います。

ここしばらくの自民党の総理大臣、民主党の総理大臣を見るにつけ、また震災の後始末・原発の問題・TPP・沖縄の問題・ユーロ危機・北朝鮮の問題等々、従来にもまして解決困難な問題山積の状況を見るにつけ、そして自民党・民主党の国会議員の先生方の顔を思い浮かべるにつけ、やはりここで国の舵取りができるのは自分しかいない、と思い定めての行動だと思います。

すなわち、「乃公出でずんば」というやつです。

民主党の野田さんは民主党の代表になる時から、自分の仕事は政権与党の民主党の幕引きだ、というつもりでやっているでしょうから、政権を自民党に返す、あるいは自民党・民主党・公明党その他を組替えた党に渡すことには何の抵抗もないでしょう。

具体的にどんな具合にものごとが進行するのか、興味深く見ていきたいですね。

で、石破さんの勉強会のニュースですぐに浮かんだ言葉が「乃公出でずんば」だったのは確かですが、このブログの人気ランキングを見ると、「大宗を占める」がトップになっているので、同じような国語ネタの「乃公出でずんば」で、実は中味は政治ネタというのがどのような人気度になるか・・という興味もあって、このタイトルにしてみました。

選挙の季節

月曜日, 12月 5th, 2011

エジプトで選挙をやっていたり、ロシアの選挙でプーチンの与党が50%しか(!)取れなかったり、アメリカの大統領選挙ももう始まっているし、ヨーロッパ各国でも次々にいろんな選挙をやっているし・・・と、世界中で選挙をやっているようですね

日本では野田さんが先々週、消費税の方向性を年内に固める、と言ったので、「いよいよ選挙か」と思ったのですが、先週は橋下さんのダブル選挙の勝利のニュースのため、総選挙の方はあまり話題にならなかったようですね。

でもここへ来てようやく、皆が選挙を意識し始めているようです。野田さんは(菅さんも)消費税を上げる前に選挙をすると言っているので、年内に方向性が固まればすぐにでも選挙しても良いような気もします。

というより、人材不足の民主党が政権を取っていると大臣になる人が可哀想で、そろそろ選挙をしないと見ていられないような気がします。

第四次補正予算の話も出てますが、肝腎の来年度の本予算の方はなかなか話題にもならないようですし。で、亀井さんが例によって新党の話をしたり、小沢さんが仲間の議員さんにこのままでは皆再選できないぞと言ってはみたものの、だからどうするなんて話もできないでいるようです。

共産党は、今度の選挙はまた昔のように全選挙区に候補を立てると言っています。それでこそ共産党です。
民主党は負けるでしょうが、その分自民党や公明党が勝ちという見通しも立たないので、共産党がいい線行くかも知れないですね。
そうすると、自民党も民主党ももう少し緊張感を持って活動するようになるのではないかと期待したいところですが、どうなりますか。

勝者の呪い

月曜日, 11月 28th, 2011

大阪の選挙、橋下さんのグループが市長と府知事、両方共勝ったようですね。

夜になってネットでこの勝利の見通しのニュースを見た途端、浮かんだのが「勝者の呪い」という言葉です。

この言葉は入札やオークションなどで勝った人は、勝つために、買う時は高すぎる値段を付けてしまい、また仕事の入札なんかでは安過ぎる料金で仕事を引受けてしまい、結局勝ったことによって損をしてしまう、というようなことです。
勝者の呪いといっても勝者が誰かを呪うということではなく、「勝者が呪われた存在になる」という意味です。

負けた人はその入札やオークションに参加して値付けをするための費用だけ損をするということで済みますが、買った人はたとえば勝った値段で何かを買わなければならなくて、買った後で良く見てみたらとんでもなく高値掴みをしてしまったのがわかる、とか、仕事を引受けるようなときは入札した値段ではとても間に合わず、原価割れで仕事をすることになる、というようなことです。

橋下さんグループ、ダブル選挙を仕掛けて勝ったのは良いけれど、これからが大変です。

橋下さんは大阪市長になって府知事に自分の仲間を送りこんだとはいえ、大阪府が何でも自分の思うように動いてくれるというわけでもありませんし、府知事との関係もロシアのプーチンとメドベージェフのようにいつまでも磐石という保障もありません。

いずれにしても今までの府知事がこれからは市長ですから、発言力も低下し、思うように影響力を発揮することはできないでしょう。それで八つ当たりで方々の悪口を言うと、橋下さんグループもいつまでもつかということになります。

勝者の呪いといえば、典型的なのが民主党です。
選挙に勝って政権党になることがなければ、反自民でそれなりに耳障りの良いことを言って、それなりに支持もされていたんですが、選挙に勝って政権党になってしまったことによって、今まで言っていたことが絵に描いた餅だということがはっきりしてしまい、政権を担うための人材も殆どいないということがはっきりしてしまいました。今ではもう、政権をいつになったら手放すことができるのか待ちつつ、何をやるにも自民党が何が言ってくれるのを待って丸呑みする、ということしかできなくなっているようです。

これがまさに「勝者の呪い」ですが、そのとばっちりで自民党の方も、民主党がこんなテイタラクなのにもかかわらず、未だに交替できないというミットモなさをさらけ出してしまいました。

いずれにしてもこの大阪ダブル選の勝者、呪いの実例になるのかどうか、見ていきたいと思います。

ジャパンプレミアム

木曜日, 11月 24th, 2011

その昔バブルがはじけた頃、「ジャパンプレミアム」という言葉が良く使われました。

銀行同士のお金の貸し借りの金利があるのですが、借主が日本の銀行の場合についてだけは通常の金利よりちょっと高い金利が適用され、その上乗せ金利のことが「ジャパンプレミアム」と言われていました。バブルがはじけ、日本の銀行が危ない、と思われていたからです。

今は、ユーロ危機のため、ヨーロッパの銀行が危なっかしくなって、ヨーロッパの銀行が借主になる金利が上昇し始めていて、今なら「ユーロプレミアム」とでも言うところですが、銀行間金利の基準がロンドンの金利なので、そういうわけにもいかないようです。

だからと言ってジャパンディスカウントというわけでもありません。ヨーロッパ以外は日本だけじゃないし、日本の銀行も本当の所、どこまで大丈夫なのかはっきりしませんから。

で、ちょっと懐かしい言葉を思い出したので、書いてみました。

LEDのクリスマスイルミネーション

木曜日, 11月 24th, 2011

今クリスマスに向かって、いろんな所で広場や通りのイルミネーションが始まっていますね。ひところの節電ムードはもうお終いでしょうか。

そんな事を言うと、「イルミネーションをLEDに変えたんだから、いくら照明しても電気は前より使っていない」なんて反論がありそうですが、その代わりにそのLED照明を作るのにどれだけ電気を使ったかということは念頭になさそうです。

「長期的に見ればLEDの方が安いですよ」と説明されるLED照明の値段の高さからすると、この夏の節電ムードの中でもせっせと電気を使ってLED照明を作っていたんだろうなと思います。

もちろん震災直後の計画停電中の暗い夜道よりは明るい方が嬉しいのは確かですが、広場や通りをそれ以上にイルミネーションで飾り立てる必要もないんじゃないかなと思います。

マスコミにとってはもちろん、電気やさんが大口のCMを出すお客さんですから、LEDが省エネだという宣伝には一生懸命協力しますが、この節電のさ中に、まだ使える照明器具を捨てて新しいLED照明を買わせるためにせっせと電気を使っていた、なんてことは報道しないんですね。

まあいずれにしても震災ヒステリーが消えつつあるというのは、良いことではありますが。

シリアの春

水曜日, 11月 16th, 2011

今アラブの春はリビアが一応決着がついて、次の注目はシリアですが、なかなか時間がかかりそうですね。

リビアではかなり早くから「反政府軍」というのが活躍していたのですが、シリアでは今の所「力」という言葉しか目にしませんし、軍隊も「政府軍を離脱して反政府側に加わった軍人」という位の表現になっています。

そのような中、連日のデモで連日のように人が殺されているにもかかわらず、リビアの時のように欧米が軍事介入をするということにはなっていません。

欧米もユーロ危機で痛めつけられているさ中、リビアほど大量の石油を持っているわけでもないシリアに軍事介入するだけの動機もみつからずということのようです。

アラブ連盟が動き始めていて、アラブ連盟として制裁措置をとるということになったようですが、この制裁措置がどのようなもので、どれ位効果があるのかもわかりません。

アラブのイスラム諸国はヨーロッパの国々とは違って、あまり国同士の対立あるいは対抗心がないようです。

ヨーロッパではフランス革命とナポレオン戦争で「国民国家」という考え方ができ、第一次大戦の頃には「国家は国民のもの」という理念が確固たるものとして出来上がっていますが(そのため国民が団結して他の国の国民と対決するという形になり、それが今のユーロ危機に対してなかなか対応が進まない要因の一つですが)、アラブ諸国では宗教も言葉も同じような人達がたまたまいろんな国に分かれているだけなので、「国民」という考え方もヨーロッパほど確固たるものにはなっていないようです。

そんな中、しかしながら国単位で政治が行なわれるので、アラブの春も国単位で進んでいくしかないんですが、ヨーロッパの国とアラブの国というのは同じ「国」といっても意味が違うと思っていないと判断を誤りそうです。

いずれにしてもシリアの大統領に際限もなくシリア国民を殺させるわけにもいかないので、何とかしなければならないんですが、シリアの春はいつ頃になるんでしょうか。

総選挙

水曜日, 11月 9th, 2011

今度の日曜日は宮城県の選挙です。その次の日曜日は福島県の選挙です。岩手県の選挙はもうすでに9月に終わっています。

ということで、大震災の被災地で全て県単位の選挙ができるということになると、当然総選挙だってできるということになります。

一票の格差のウンヌンカンヌンの話はありますが、「そんな悠長なことを言ってる場合じゃない」ということになれば、それも「もう一回選挙をやった後で」ということになります。

今はとにかく震災対応の第三次補正予算が優先ですが、それが終わると次は選挙という話も当然出てきます。

TPPの議論も、総選挙を念頭に置いた有権者へのアピールという面もありそうです。

もちろん「第三次補正予算」の次には「来年度予算」という大物が控えていますが、予算を作ってから総選挙で政権を変えるか、総選挙で政権を変えてから予算を作るかということになると、ここはエイヤッと先に選挙をやってしまった方が結局のところスムースに行くかも知れません。

ということで、自民党の先生方はもうそのつもりで動きだしているんでしょうが、民主党の先生方はどうするんでしょう。

「勝ち目のない選挙でも頑張る」と考えるのか、「勝てない勝負はしない」と考えるのか、「何とか勝てるようにこの際看板を架け替える」と考えるんでしょうか。

TPP参加反対の会合には民主党の先生も自民党の先生も出ています。前の農林水産大臣など「民主党がTPP参加を決めたら皆で離党するぞ」なんて威勢の良いことを言ってます。

このTPP問題を軸に「政党の組換え」というのもあるかも知れませんね。勝てそうにない民主党を離れ、にもかかわらず人気の盛り上がらない自民党も捨てて、新しい看板を挙げれば多少とも新鮮さが感じられるかも知れません。

これから次第に様々な動きが表面化してくるのを見逃さないようにしなくては、ですね。