小沢さんのグループ、ようやく離党することになりましたね。
これで次は新党を立ち上げることができるか、何人くらい新党に参加するか、ということになります。
衆議院本会議の反対投票の直後であれば、勢いで離党・新党でかなりの人が新党に参加したんでしょうが、ここまで待ち期間があると、どうなるでしょうね。
最初52人の離党届が提出されたと思ったらすぐに50人に訂正されましたね。その関連のニュースによると、どうも先週の衆院本会議の前の「離党届を集めた」というのは離党届に署名して小沢さんに預けたけれど、小沢さんにその離党届を「提出してくれ」でも「しても良いよ」でもなく、単に「預けた」だけのようです。
離党するかどうかはまだ決めなくても良いから、とりあえず離党届に署名して預けてくれ、実際に党に提出する時は事前に改めて意思を再確認するから、ということのようですね。要は執行部を脅すためのみせかけの離党届だったようです。こんな脅しもネタが割れてしまったら、かえって逆効果ですね。
政党というのは、どうもかなりお金がかかるようです。小沢さんは貧乏ではないけれど、鳩山さんのように自らスポンサーになって政党に必要なお金を出すという人ではなさそうですから、新党で必要なお金は皆で出し合おうということになりそうです。
だとすると、次の選挙で当選が見込めない人や、議員をやってみてもう政治はうんざりと思っている人は、わざわざお金を出してまで新党に参加する必要はないということになります。小沢さんに恩義を感じている人も、一緒に離党するという所までお付き合いすればもうそれで十分だ、と考える人も出てくるでしょう。
ということで、新党ができたとして、何人が参加するのか、興味がありますね。
最初からお金の話をすると参加者が集まらないので、そのあたりを曖昧にしておいて(党の方針とか綱領とかお題目だけ議論して)頭数を集め、あとからお金を集めるなんてことをしたら、新党ができた後でも脱落者が出ることになるかも知れませんね。
ポイントは解散・総選挙の時に何人残っているか(あるいは万一、年末まで解散がない時は年末の人数)ですね。