9月 8th, 2010
死亡保険金を年金の形で受取る保険について、『「二重課税は違法」という最高裁判決は憲法違反』という暴論があります。
その暴論を主張しているのは実は私で、この件に関する一連の裁判の記録をまとめて解説した【死亡保険金を年金の形で支払う場合の二重課税の問題に関する最高裁判決について】というメモの最後の所にオソルオソル載せています。
http://www.acalax.info/bbs/saikosai.pdf
このメモは国税不服裁判所・地裁・高裁・最高裁の裁決文・判決文を組み直して解説したもので、シチメンドクサイ議論が展開されるのを20ページにまとめたものです。ほとんどの人が見向きもしないか、あるいは最後までたどり着けなくて途中であきらめてしまったか、残念ながら殆ど反応がありません。
そこで今度は判決文の解説ではなく、判決文に対する私の意見をまとめてみました。
http://www.acalax.info/bbs/saikosai2.pdf
今度は前のメモの半分位の分量になっているので、もう少し読みやすいかも知れません。
また前回はオソルオソルだった憲法違反の主張も、もう少し堂々と書いてみました。
もし良かったら読んでみて下さい。そして前のメモもついでに見てみようかと思ったら、是非読んでみて感想をお聞かせ下さい。
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9月 7th, 2010
小沢さん・菅さんの争い、いよいよ熾烈になってきています。
両方とも一生懸命になればなるほど次第に支離滅裂なことを言い出しています。不謹慎ながら見ていて面白いですね。
小沢さんの議論について、慶応大学の権丈(けんじょう)先生がなかなか面白いエッセイを書いています。
政治主導だと財源が生まれるなんて話、もう、いい加減にやめような
せいじしゅどうという呪文を唱えたら、50 センチが210 キロになるらしい?
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare328.pdf
50 センチが210 キロという比較はなかなか説得力がありますね。
権丈先生はチョットはすに構えた物言いですが、、本当にまじめで優秀な学者で、真剣に社会保障のことを考えている先生ですから、生半可な気持ちで近づいたりするとばっさり切られて切られたことすら気がつかない、というくらいのとんでもない人です。
ホームページというかブログというかも膨大なものを精力的に作り続けていますのでアキレハテテしまいます。
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/
全部読むのは大変ですが、とりあえずは上記のエッセイ(といっても14ページもある!)の頭のほうだけでも見てみてください。最後のほうにも権丈先生一流のひとひねりした感想が書いてあります。
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8月 27th, 2010
民主党 小沢さんがとうとう代表選出馬に追い込まれてしまいましたね。
自民党や民主党の先生方は幕末維新の志士の話が好きですから、もしかすると小沢さんの姿に西郷さんを思い浮かべているかも知れません。
明治10年、熱心な信奉者の若い者にせがまれて子供のころからの親友の大久保利通を相手に反乱を起こし、あっという間に東京に攻め上がる予定が、本州に渡ることもできないまま鹿児島に追い返され、城山で自害したあの悲劇の英雄、西郷さんです。
とはいえ、今は負けたからといって殺されるわけでもなく、国会議員の身分をなくすこともないんですから、気楽なものです。これで150人とか130人とか言われている小沢グループの実態もはっきりするでしょう。
山岡さんが信奉者の若い者、と言うのはチョット抵抗がありますが、、、。
菅さんは大喜びですね。これでようやく喧嘩をする相手がでてきたんですから、自分の得意な土俵で存分に楽しめるということでしょう。
これで小沢さんが負ければ、小沢・鳩山その他面倒くさい年寄連中は皆存在感がなくなるので、菅さんも好き勝手ができます。仮に万が一負けても、菅さんは野党暮らしは慣れたものですから、民主党の中でまた野党暮らしをすれば良いだけです。
今回の代表選、マスコミはこぞって反小沢ですから、仮に小沢さんが勝ってしまったらそれこそマスコミの総力を挙げて小沢降ろしということになるでしょう。
いずれにしても小沢さんにとって良いことはなさそうだし、政治の舞台から小沢さんが退場するのに合わせ、自民党はじめ民主党以外でも小沢さん世代の人々はほとんど全員退場ということになるんでしょう。その分若い人の出番です。日本の政界全体としては良いことでしょうね。
日本の中ではドタバタして『大変だぁ』というような気もしますが、為替の円高は、こんなことでは日本はビクともしない証拠のようなものです。
いずれにしても残暑厳しい折、お身体大切に。
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8月 10th, 2010
死亡保険金を年金の形で支払う場合の二重課税の問題に関する最高裁判決について、騒ぎが広がっていますが、ここでちょっと落着いて、何がどう判決されたのか検討してみたいと思って、チョット作文してみました。
http://www.acalax.info/bbs/saikosai.pdf
ご意見お聞かせください。
今度は必ずしも私の専門でない法律や税法の議論です。間違いがあるかもしれません。
その場合には遠慮なくご指摘ください。
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8月 9th, 2010
100歳以上の所在不明者の数が毎日のように増えていますね。
テレビの報道ではその分母が報道されないので、仕方なく調べてみました。
昨年10月時点で100歳以上の人口は4万8千人だそうです。だとすると、今の所報道されている所在不明者の割合はせいぜい1,000人に2~3人という位でしょうか。100歳以上でなくてもこれくらいの所在不明とか生死不明とかはありそうですね。
もちろんこれで、「長寿国日本」の平均寿命がどうのこうのという議論にはならなさそうですね。
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8月 6th, 2010
またまた広島の日・長崎の日・敗戦記念日と続いて、核兵器廃絶の報道が多くなっています。
うかうか聞いていると、核兵器廃絶が本当に実現可能だと思ってしまいそうです。
私は核兵器廃絶は希望するのは良いけれど、期待することはできないと思っています。
今のこの核兵器廃絶のブームのきっかけを作ったオバマさんのプラハ演説でも、「アメリカは他の国が核兵器を持っている限り、最後まで核兵器を持ち続ける」と明確に言っています。非現実的な話ですが、仮にアメリカ以外の国が全部核兵器を廃絶してしまってアメリカだけが核兵器を保有するという事態が実現したとして、その時に「それじゃあアメリカも核兵器を廃棄しよう」などと考える大統領はいないでしょう。
核兵器が廃絶されるのは、核兵器が全く役に立たないような防御策が出来上がるか核兵器より安くてより強力な別の兵器が開発されるかして、核兵器を持っていることが無意味になるようなことでもない限り、あり得ないことだと思います。
マスコミが話題作りにこのテーマを取上げるのは仕方がありませんが、そのマスコミに皆が(特にまじめな巷の平和運動家が)いいように騙されてしまうというのは嬉しくありません。
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8月 6th, 2010
日本の国債の利回りがついに1%を切ったとニュースになっています。もうこうなった以上個人としては投資などやめて貯金するしかないと思うのですが、「貯蓄より投資」なんてことを大声で触れ回っている人達は、そんな風には思わないんでしょうね
国債の利回りがここまで下がったというのは、お国の財政事情を心配して国民が国債を買っているということではなくて、金融機関や大口の投資家が「他にもっと有利そうな投資先がみつからないから、仕方なく利回り1%でもいいから国債でも買っておこう」ということです。
そんな状況で一般の個人が何かに投資して、これより上の利回りを上げることができるなどということはあるはずがありません。
もちろん貯金するといっても貯金していた銀行が潰れたら困るじゃないかという議論もあります。でもその場合、個人の預金者であれば1銀行あたり1,000万円までなら全額保証されています。いくつかの銀行に分散して預金すれば、数千万円くらいは安全に貯金することができるわけです。
それを上回る資金がある人の場合は、自由にいろんな投資をして損をしたとしてもご自由にどうぞということですね。
本来であればこんなに低金利の時に借金しない手はないと思うので、思い切って国債大増発という手もないではないのですが、余分なお金をお役人に持たせても結局どうでも良いことに使ってしまうんでしょうから、それも良い考えではないでしょう。
でも国債利回りが低いというのは、国債の価格が高くなってバブルになっているのに金融機関はそれを買わざるを得ないということですから、将来的にまたひとつのバブル崩壊のリスクが高くなっているということですから、気をつけないといけませんね。
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8月 6th, 2010
このブログ、副題でも「緩(ゆる)ブログ」としている通り、私がテキトーなタイミングでテキトーな内容を書いているもので、あまり頻繁に更新されたり定期的に更新されたりするわけではありません。
ですから気が向いたときに時々のぞいて見てくれれば良いものなので、記事の中味も一刻も早く読むようなものじゃあなく、いつ読んでも良いような内容ばかりです。
でもこのブログを気にして時々見にきてくれて「何にも変わってない」と、時間の無駄をさせてしまうのも申し訳ないので、更新通知のシステムを入れてみました。
この記事の右の上の方の『更新通知の申込』の枠の中にメールアドレスを入力し、【subscribe】のボタンを押すと更新通知の申込の確認のメールが送られます。そのメールの中のリンクをクリックして開いてもらえば、以後このブログに新しい記事をのせる都度メールでお知らせすることになります。
しばらく使ってみてやめたくなったら、いつでも同じように【Unsubscribe】の方のボタンを押すとやめることができます。使ったりやめたり、いつでも何度でもOKです。
もともとこの仕組は英語で書いてあるので、必要最小限の部分だけ日本語にしてあります。使ってみて何か不具合があったらお知らせ下さい。
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8月 6th, 2010
国会議員の歳費を「月割り方式から日割り方式にしよう」という議論が盛んです。
議員になったあと、たったの何日間で1ヵ月分の歳費を貰うのは貰い過ぎじゃないかという議論のようです。
議員の歳費は月額130万円とのことで、これを日割りにしようということです。
月額130万円ということは年額で1,600万円くらい。国会議員の収入はこんなもんじゃなかったような気がして、調べてみました。歳費以外にもボーナスもいろんな手当てもあって、だいたい年額4,000万円位になるようです。だとすると今議論しているのは、全体の4割についてだけ月割りを日割りにして、残りはそのままということでしょうか。
さらにこれとは別に国から支払われる秘書給与というのがありますから、これを入れると年額7,000万円位になるようです。だとすると全体の2割ちょっとの部分についてだけの議論ということになります。
せっかく国会議員になったんだから、こんなつまらない事に一生懸命になるんじゃなくて、もっと大事なことがいくらでもあるだろうという気もするんですが、もっと大事なことは何もできないからこんなことで時間潰しをするしかないのかなという気もします。
いろんなコメンテーターが「民間じゃ当たり前のことだ」なんて偉そうなことを言っていたのは、あきれてしまいました。
確かに雇用契約の従業員の場合は何らかの形の日割りの規定が一般的のようですが、委任契約の取締役の報酬はまだ月割りが普通ではないでしょうか。
コメンテーターは「国会議員は国の従業員のようなものだ」と言いたいのかも知れませんが、議員さん達は自分達を「国民に選ばれて国の活動をチェックし、方向づける取締役のようなものだ」と思っているんじゃないでしょうか。
それにしても新しい議員さんの歳費の日割りは議論になりますが、議員でなくなってしまった人の歳費の日割りについてはどうするのか聞こえてきません。
日割りにするまでもなく、途中までしか勤めなかった月の分は歳費を払わないのでしょうか。これだけもう既に日割りということもないでしょうが、あるいは退職金の一部と考えたり、あるいは残念ながら落選してしまった人から日割り分を返させるのは情において忍びないということでしょうか。
いろいろ考えると面白いテーマですね。
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8月 1st, 2010
民主党が参院選の結果の総括のための両院議員総会を開いた、というニュースでマスコミはまたまた大騒ぎです。といっても大騒ぎの内容は、菅代表の責任を問う声が非常に多かった、菅さんはいつまでもつんだろうか、ということのようです。
参院選が民主党にとって大敗北だった、という評価はどの議員も一緒なのでしょう。その責任が、菅さんの消費税発言だ、ということで菅さんが集中砲火を浴びたようですが、私にとって不思議なのは、小沢さんです。
外部から見ると小沢さんも選挙敗北の責任者の一人(もしかすると最大の責任者)であることは明らかだと思うのですが、その小沢さんはこの両院議員総会に出席もしていないようです(鳩山さんは出席した映像が流れていました)。
肝心の責任者が出席もしないで勝手なことをしているのに(何かほかの会談をしていたように報道されています)、その欠席をとがめるような発言が私の知る限りまるで報道されていません。もし、報道から推測されるようにそのような発言がまったくなかったんだとしたら、民主党、という政党は一体何なんだろう、と思います。
誰もそんなことを問題としないのでしょうか、誰もそんなことを発言することもできないんでしょうか。
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