Archive for 4月 15th, 2011

大震災の生保の保険金

金曜日, 4月 15th, 2011

昨日(4月14日)の日経新聞に、国内主要生保9社の東日本大震災の保険金支払見込額が1,780億円になるという記事が出ました。9社以外の分も合わせると2,000億円程度だということです。

この額「すごい額だな」と思ったでしょうか。「たったそれっぽち」と思ったでしょうか。

去年3月末までの平成21年度決算の生保会社の死亡保険金支払額は全社合計で、死亡保険金2兆7,435億円・災害保険金391億円・高度障害保険金2,504億円・死亡給付金2,590億円。全部合計して3兆2,920億円です。

どうせ記事にするんだったら、新聞社もこれくらいの数字をつけておいてくれると嬉しいんですけどね。

がんばれ菅さん again

金曜日, 4月 15th, 2011

地震から1ヵ月たって、いよいよ政治家が大声を出し始めましたね。何とかして目立とうと思って、菅さんを引きずりおろそうと躍起になってますね。
まあこのまま放っておくと自分達がテレビに出る機会はなく、枝野さんや菅さんばかりが登場するというので、あせっているんでしょうか。

菅さん、そんな雑音に惑わされずがんばって下さい。今菅さんの最大の頑張りは『やめない』ということですから。
今までの対応、誰がやったとしても菅さんよりうまくやれた人なんていないんですから。これから先、仮に菅さんが別の人に代わって事態が好転したとしても、それは菅さんがそのまま続けていたとしても好転していたはずのもので、別に菅さんが誰かと交代した結果ではないんですから。

今の政治家の騒音を聞いていると、赤ん坊の大泣きのようですね。何か大きな事故に遭いそうになって、その直後はビックリして声も出ないで固くなっているたが、すぐにお母さんが手当てしてくれて「もう大丈夫」と胸に抱かれた途端安心して大声で泣き始め、「もう大丈夫だから」といくらなだめてもなお一層大声で泣き続けるという、良く見慣れた光景です。

被災地ではようやく水も食べ物も、ガソリン・軽油・重油も届くようになったようです。住宅も建設が始まって、届きつつあります。
この次はお金を届けることです。初めは義捐金とか保障金とか賠償金を届けるということになるのでしょうが、そのあとできるだけ早く被災地の住民・企業が自分で働いてその対価としてお金を稼ぐ・・・そのような形でお金を届けることです。
そこまで行けばもう誰がやっても大丈夫ですから、交替しても良いです。それまでは大変でしょうが、がんばって下さい。

大変な時に強力なリーダーが必要だ、などというタワ言に耳を貸す必要はありません。日本人はそんなにだらしがない民族じゃありません。リーダーが必要だというのは、リーダーがいなければ何もできない、ひ弱な連中の言うことです。日本人はリーダーなどいなくたって、自分達で着実に問題を解決できるし、実際そうしていることがこれまでのニュースではっきりわかります。

今総理大臣がしなくちゃいけないのは、そのような自主的な復興の動きを止めないため、訳の分らないデマや噂話をできるだけ抑えることと、自主的な動きを邪魔する雑音を排除することです。

日本の官僚は優秀ですから、ほっといても復興に向けてのプランをすでに練っているはずです。彼らがいなければ、誰かが菅さんに代わったところで何もできないのは、はっきりしています。
1ヵ月以上もこの震災で、地震そのもの以上に振り回されてお疲れだと思いますが、めげないで、あきらめないで、がんばって下さい。

大相撲

金曜日, 4月 15th, 2011

相撲協会の八百長問題、いよいよ大変なことになりましたね。

昨日、協会の言う通りに引退しない力士を解雇することにしてしまって、いよいよ裁判になりそうですね。
「解雇」ということは、力士というのは雇用契約だったということでしょうか。雇用契約できちんとした理由もなしに解雇したら、不当解雇ということになりますよね。

今までのニュースで見る限り、今回処分された八百長のほとんどははっきりと立証できるだけの根拠なしの単なる印象判断のようですから、法的な手続きに耐えられるとも思えません。

これで裁判になって、不当解雇で敗訴ということになると、もう公益法人もへったくれもなくなってしまいますね。
いつの頃からかわかりませんが、訳の分らない外部の有識者かなんかを入れてしまったのが大失敗だったということでしょうか。

もう大相撲復活の日は来ないんでしょうか。残念ですね。