総選挙

12月 17th, 2012

総選挙が終わりました。
自民党の圧勝ですね。「民主」の惨敗は当然として、「維新」や「未来」も思いのほか数を伸ばせませんでしたね。

何より「未来」の方は、小選挙区では小沢さんと亀井さんしか当選できず「1勝70敗」なんて見出しも出てました。「生活」の議員さんは小沢さん以外皆小選挙区では落選したという意味のようです。そのうち何人かは比例区で当選しましたが、小沢さんはついでに肝炎の福田さんも比例区で落選させてしまったようですね。民主党を出る時に『生活』に行かなかったみせしめだ、ということのようですが本当でしょうか。

いずれにしても自民党と公明党が衆議院の3分の2を超える議席を獲得してしまったので、これからがまた楽しみですね。

選挙の直前新しい党ができたりなくなったりでバタバタして、そのまま選挙戦に突入してしまったので、候補者の先生方も何はともあれ当選目指して走り回るしかなかったんですが、とりあえず選挙が終わって、ようやく落着いてこれらのことを考えることができるようになります。
特に『民主』と『維新』と『未来』の議員さん達は、今後の身の振り方を真剣に考える必要がありそうです。

『民主』は野田さんが代表を降りてこれからどんなことになるかわからないし、『維新』は選挙が終わった途端に石原さんと橋下さんの意見不一致を見せていますし、元『たちあがれ』の先生方がいつまで橋下さんと一緒にやるのかわかりません。『未来』の方は小沢さんと亀井さんと嘉田さんで、一体どんな党にするのか(なるのか)わかりません。
昔の自民党なら、選挙が終わった途端に他党の当選者に揺さぶりをかけて自民党に鞍変えさせるというのを得意としていました。今でもその頃のことを覚えている自民党の議員さんも少なくないと思います。今回の選挙で自民党は300議席近く取ってしまったので、自民党の方から何かする、という必要はなさそうですが(参議院の方はありそうですから、そのついでに衆議員も、という話はありそうです)、それを見越して、自民党に擦り寄る先生方もかなり出てくるかも知れません。

これから臨時国会が開かれて、安倍さんが総理大臣になったらすぐに年末年始の休みに入り、1月の後半くらいに通常国会が始まるというスケジュールになるんでしょうが、この通常国会が始まる時、どの党がどのくらいの議員数となっているか、楽しみですね。

北朝鮮の人工衛星

12月 13th, 2012

北朝鮮の人工衛星の打ち上げ、成功してしまいましたね。
『うまく飛ばずに自爆してしまう』、という私の予想は見事に大はずれです。

打ち上げられたものが何であろうと、それが衛星の軌道に乗って地球の周りを回っていれば地球の衛星ですし、それを人工的にその場所に持っていったんですから、これは「人工衛星」と言うしかない、ということですね。

いずれにしてももうミサイルを打ってしまったんですから、これでしばらくは次にまた・・というわけにも行かないでしょうから、自衛隊の人達もちょっとはのんびりできるかも知れません。

それにしてもこのニュースで私は大きな勘違いをしていたようだと気がつきました。
私はミサイルが発射されてそれが日本の上空に飛んでくれば、自衛隊はそれを打ち落とすんだと思っていましたが、上空を飛んで日本に落ちてきそうもなければ、打ち落とすことはないんですね。

私はわざわざ北朝鮮が自衛隊の射撃訓練のために大金をかけて標的を飛ばしてくれるのかと思っていたんですが、『上空を通り抜けるだけなので攻撃しなかった』なんて言われると、話が違うだろうという気がしてしまいました。

まあ上空を通り抜けるだけで打ち落とすというのも乱暴な話ではありますが、北朝鮮が相手ならそういう話もあるのかなと思っていたものですから。上空を通り抜けるだけなら打ち落とさない、ということになると、上空に来てから急に日本に落ちてくるようなミサイルの場合、撃ち落とすのはかなり難しいことになりそうですね。

いずれにしてもフィリピンの近くまでロケットが飛んでいたので、これでいよいよアメリカも本気になって北朝鮮と対決するようになりそうですね。『フィリピンその他のアジアの国が日本の軍事化に期待している』というニュースもこうなるとかなりの意味を持ってくるのかも知れません。

今度の選挙で安倍さんと石破さんの自民党が勝つようですから、なおさらいろいろ騒がしいことになりそうですね。

総選挙

12月 6th, 2012

いよいよ選挙が始まりましたが、しょっぱなから面白いですね。

「未来」の先生方も何とか無事立候補できたようですが、手続きに夜の10時半までかかったようですね。
私は各党別の立候補者の総数を確認したいと思ってニュースを見ていたのですが、いつまでたっても発表されないんでどうしたんだろうと思っていたら、この遅れで全体の発表ができなかったということなんですね。

最後の滑り込みで、実は時間切れでアウトだったんじゃないか、という話もありますが、それで立候補させないでおいて、あとから「未来」の方から「選管に邪魔されて選挙に負けた」なんて言い訳されるのも面白くないので、ここはまあ立候補を認めたということで良いんじゃないでしょうか。その分供託金もたくさん貰えますし。

「未来」の嘉田さんと「維新」の橋下さん、二人の知事さん・市長さんの選挙違反も取り沙汰されていますね。

嘉田さんは手続きが終わらないのに選挙演説を始めてしまったということで、橋下さんは選挙が始まってもツイッターで選挙運動を続けているということです。橋下さんは弁護士なので、はじめから法律に従おうなんて考えていないようですから確信犯ですね。
嘉田さんの方は、まさか夜中の10時半までスタートが遅れるなんて考えていなかったんでしょうね。

ここへきて「未来」「維新」両方で、元No.2が火種になりそうな気配ですね。

「未来」の方は代表代行の飯田さんですが、嘉田さんと二人で「未来」を立ち上げたものの、小沢さんグループが大挙して押しかけてきて存在感がなくなってしまい、また「維新」の方は幹事長の大阪府知事の松井さんですが、石原さんが代表として乗り込んできてから存在感がなくなり、どちらも存在感を出そうとしていろいろギクシャクしているような気がします。

他党もこのあたりはわかっているので、この二人は狙い目になっているんでしょうね。

いずれにしてもあと10日。選挙が終わったら、北朝鮮が花火を上げてくれるんでしょうか。

新党未来

12月 3rd, 2012

嘉田さんの「小沢新党未来」が今度の選挙で100人超を立候補させるようですね。

私はどうしてもお金のことが気になるのですが、橋下さんの所は候補者から一人100万円とか400万円とか出させて立候補させるということで、せっかく公認候補になっても辞退する人が大勢出ているようです。この「未来」の方はどうなんでしょうか。

一人100万円として100人で1億円。400万円としたら4億円です。

このお金、誰がどうやって調達するんでしょう。嘉田さんは鳩山さんのような大金持ちなんでしょうか。小沢さんが今まで溜め込んだお金をポンと出すんでしょうか。それとも今まで議員さんだった人達は、その報酬でこれ位のお金は溜まっているということでしょうか。

誰か知ってる人がいたら教えて下さい。
日本のマスコミはなかなかこういう所までは教えてくれそうもないですから。

北朝鮮

12月 3rd, 2012

北朝鮮がまたロケットを飛ばすようですね。

総選挙だけでも十分面白いネタがあるのに、さらに北朝鮮も面白いネタを提供してくれるんですね。

興味は
1. 北朝鮮は中国の反対に逆らってロケットを飛ばすことができるか
2. 自衛隊と米国はロケットを打ち落とすことができるか
3. 前回と同様、うまく飛ばずに自爆してしまうか

3番目のシナリオが何となく可能性が高いのかなと思いますが、そうなると北朝鮮の情況がかなり不安になるような気がします。
これから寒い冬に向かうということもありますし。

南極とグリーンランドの氷

11月 30th, 2012

南極とグリーンランドの氷床がこの20年間に4兆トンも失われたという見出しのニュースがありました。
イギリスのリーズ大学やアメリカのNASAの研究チームが科学雑誌の『サイエンス』に発表した内容だそうです。
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012112901001314.html

4兆トンとはすごい量だなと思って(ついつい「兆」にひっかかってしまって)計算してみると、これが全部海水になったとして海面の高さの上昇は1cm位となりました。
なぁんだ(海は広いな大きいな)と思ってそのニュースを見直してみると、なんと記事の中でちゃんとこの「1cm上昇」ということが書いてありました。

(最近計算間違いが多いので)私の計算が間違ってなかったと嬉しかったのですが、それにしてもこの20年間にたったの1cmというのは、地球温暖化というのはこの程度のものかなあとちょっと拍子抜けです。

新党みらい

11月 28th, 2012

滋賀県知事の嘉田さんの新党で大騒ぎですね。

小沢さんの新党、いつまでもつかと思っていたのが、何と総選挙を待たずに解党ということのようですね。まあ石原さんの『太陽』に較べればはるかに長持ちしたとも言えますが。

でも今回の新党、何とも不思議な話ですね。小沢さんは何としてでも自分が党首の「生活」という政党のイメージを消したかったんでしょうね。

それにしても国会議員が一人もいない、経験もない人がたった二人で新党を作ると言って、組織もなければお金もない、人もいない、ノウハウもない、あるのは新党の名前と党首、そして6つほどのお題目のような主要政策、そんな新党に、国会議員が何十人もいてそれなりに組織もあるしノウハウもあるちゃんとした政党が、解党してまで合流するというのはおかしな話です。

小沢さんにしたら石原さんに嫌われてしまって『維新』からも声がかからないので、むりやり嘉田さんに頼み込んで党首になってもらったんでしょうが、『生活』の他の人、特にこの総選挙に出るはずの人はどうなんでしょうね。

理屈からいけば『生活』で公認候補になっていた人であっても、合流した『未来』で公認候補になるなんて保証はないはずなんですけれど。

そして『生活』では小沢さんもそれなりにお金を用意したと思うのですが、解党に伴ってそのお金がどうなるのか、というのも気になります。お金を出した人に返すのか、あるいは新党にそのまま引継ぐのか、とも考えられますが、何となくドサクサ紛れに小沢さんのポケットに入ってしまうこともあるのかも知れないな、なんてことも考えられます。

嘉田さんという人は女性だし、もともと学者だし上品そうな感じだしで、小沢さんはおミコシに乗せてしまえばどうにでも操れると思っているのかも知れませんが、どうもこの人はそんなにおとなしく人の言いなりになる人でもなさそうです。

とりあえずおミコシには乗ったものの、行き先を自分で決めたり気に入らなかったら、勝手に降りたりしそうです。

橋下さんのおミコシに乗った石原さんと同様、この新党とそのおミコシに乗った嘉田さんがいつまでもつか、そのあとそのおみこしはどこに行くのか、また面白い見物ができそうです。

石原さん

11月 19th, 2012

石原さん、ついに橋下さんに捉まってしまいましたね。

それにしても「太陽の党」あっという間でしたね。1週間くらいは存在したのでしょうか。ちゃんとした国会議員が何人もいる政党としては、もしかすると最短記録かも知れませんね。

で、橋下さん、うまく石原さんをひっぱり出してお御輿に乗せることができて大喜びですが、うまく行くんでしょうか。

このお御輿に乗ったのは自他ともに認める「暴走老人」ですから、お御輿の上からあっちに行けこっちに行け、と号令をかけそうですし、いつ飛び降りるかもわかりません。

とりあえず選挙が終わるまでの1ヵ月、あるいは何とかそれまでもったとして年末までの1ヵ月半、お御輿にじっと乗り続けることができるかどうか、見ものです。

新たな楽しみが増えました。

解散・総選挙

11月 16th, 2012

ようやく解散・総選挙ですね。
それにしてもちょっと遅すぎたような気がします。

これは「近いうち解散」の約束の時からというのもありますが、むしろもっと前から計算して、です。

民主党が政権を取ったあと、普天間の「最低でも県外」が失敗し、また事業仕分けでいくらでも出てくるはずのお金が全く出てこないことがはっきりした段階で、本来なら解散・総選挙をすべきだったのでしょう。

その代わりに民主党は代表を変え、新たに代表になった菅さんも解散するだけの総理大臣になるのは嫌で色々頑張ろうとしてうまく行かず、にっちもさっちも行かなくなった時に3.11の大地震と津波が来ました。

まさか大勢の人が避難所で暮していて、原発も次に何が起こるかわからないという時に、解散・総選挙でもありませんから、そのまま菅さんが総理大臣を続けました。

でも菅さんが民主党の代表を降りることにした頃には事態はかなり落着いていたので、代表選の代わりに(あるいは代表選もやっても良いのですが)解散・総選挙をしなければいけなかったはずです。

そこでも解散・総選挙をしなかったので、新しく代表になった野田さんはマニフェストに書いてもいなかった「消費税上げ」をすることになってしまいました。

「消費税を上げた政権与党は次の選挙で負ける」ということになっているので、自民党にしてみれば自民党政権になってから消費税を上げるより、民主党が政権党のうちに消費税を上げたほうが都合が良いということで、消費税を上げる法律ができるまでは民主党政権を続けることを容認してしまいました。

その結果、今まで解散・総選挙が遅くなったのですが、元々の鳩山さんの失敗が明らかになった時から計算すると、3年近く遅すぎた解散です。

でも、今日解散で12月4日には選挙が始まります。あと20日もありません。選挙に出ることは決まっていてもどの政党から出るかとか、どの選挙区に出るかが決まっていない人も多いようです。選挙が始まるまでにポスターやビラをちゃんと用意できるんでしょうか。

民主党政権のお陰で、マニフェストというのが何の意味もない口約束だ、ということがはっきりしたのですが、今度の選挙では各党はやはりマニフェストを作るんでしょうか、作らないんでしょうか。

こんなロクでもない話で、興味深い選挙です。

小沢さんの控訴審判決

11月 13th, 2012

小沢さんの控訴審、一審通り無罪の判決が出ましたね。

とはいえ、この裁判ももう昔の話で、今更あらためて大騒ぎになることもなさそうですね。

今回の判決では、政治資金報告書に嘘を書いたのは事実だけれど、小沢さんがこれを『嘘だと知っていたと立証することができない』ということで無罪の判決となったようですから、無罪の方よりむしろ『嘘を書いていたのは事実だ』と裁判所が認定してしまったことがより明確になったような気がします。

これは嘘を言って他人を騙しても、それが嘘だということを知らなければ有罪にならないということで、法律的には確かにそのとおりなんですが、一般の感覚としてはなかなかすんなり納得できないですね。

騙された側としては、騙した人が嘘だと知らなかったとしても騙されたことは事実なんですから、なかなか収まりがつけられないですよね。

前回の一審の判決は『殆ど真っ黒な無罪』という感じでしたが、今回の二審の判決は『嘘をついて人を騙したのに最後までシラをきり通した大嘘つき』か、あるいは『部下が自分の名前で嘘をついて人を騙したのに何にも気がつかなかった大マヌケ』ということになりますから、いずれにしても選挙演舌で自慢できそうな話じゃなさそうですね。