12月 28th, 2011
いよいよ年末も押し迫って、いろんな動きが出てきましたね。
まず北朝鮮は今日から金正日の葬儀が始まるようです。これは対外的なデモンストレーションですから、問題はその次です。葬儀が終わって北朝鮮のトップになった金正恩が、国民にお正月のための食料を配給することができるでしょうか。
テレビでは平壌の市民にニシンとタラを配給したという映像が流れていますが、問題は平壌以外の住民と軍人です。
葬儀を終えて正式にトップになった金正恩が軍人と国民に何をプレゼントするか皆注目しているでしょうから、ここでお正月の食料等の特別の配給がなかったら、いよいよ皆が動き出すんじゃないかなと思います。まぁ1月中旬以降の話でしょうが。
次は日本ですが・・・野田さん、がんばってますね。
沖縄の環境調査評価書の年内提出は何とかできたようですね。沖縄県は受け取りを拒否しないと言っているので、反対派は物理的に受け渡しができないよう妨害して一旦は配達人を追い返したものの、防衛省は夜中に書類を運び込むという手で、とりあえず年内提出の形はついたようです。これでもう一川さんは辞めさせられても良いということになります。
もう一つの税と社会保障の一体改革、消費税引き上げのスケジュールを年内に具体的に示すという方も、ギリギリの攻防が続いているものの、「年内」という締切を野田さん一人で頑張っているようです。
これに対して反対派は離党だとか役職辞任だとか、ようやく動き出しましたね。
少し前、小沢さんが勉強会を立ち上げて100人を超える議員が集まったという話もありましたが、鳩山さんグループを含め確か200人以上いたはずの小沢さんグループが、たったの100人ちょっとにしかならないということがはっきりしてしまいました。はっきりした結果、今はもっと減ってるんでしょうね。
何人かの議員の離党も、小沢さんにしてみれば執行部に対する揺さぶりのつもりかもしれませんが、一旦動きが始まってしまうとはずみがついて、押さえがきかなくなってしまうかも知れません。今日9人が離党して、すでに離党している人と一緒になれば10人の条件はクリヤしますので、新党が結成できます。政党助成金を民主党の現執行部の好きにさせるくらいなら、ちょっと減っても自分達の分は自分達で好きに使いたいというのは理屈に合っています。こうなると「それじゃ自分の分も」と、合流する流れが出てきそうです。
その動きに引きずられて、小沢さん自身離党せざるを得なくなるということになるかも知れませんね。離党して、次の選挙でまた当選できそうもない人達にかつがれても面白くないでしょうし、離党にあたって民主党のお財布の一部を持って行くというわけにいかないでしょうから、小沢さんにとって良いことは何もないので、離党は嬉しくはないでしょうが。
野田さんにとっては反対派が離党して出て行ってくれる分には党運営がしやすくなりますから、大歓迎じゃないでしょうか。いずれにしても次の選挙では民主党は勝てないんだろうし、特に離党する先生方は当選できないでしょうから、その人達の意見に左右される必要もないでしょうね。
来年はいよいよ選挙の年ですね。
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12月 27th, 2011
原発事故の事故調査・検証委員会の中間報告書が昨日(2011年12月26日)発表されました。
マスコミは大騒ぎですが、私はマスコミの解説や評論家のコメントなんかには興味がなく、この中間報告書自体を読んでみたいと思って探してみました。
ネットの検索では出てくるのがこの手のニュースやらコメントやらばかりで、報告書自体をみつけるのはなかなか厄介だったのですが、ようやく見つかりました。
事故調査・検証委員会のホームページがhttp://icanps.go.jp で、
中間報告書はhttp://icanps.go.jp/post-1.html にあります。
中間報告書の概要が19ページ
中間報告書の本体が519ページ
中間報告書の資料編が219ページ
全部合わせて757ページの大作です。
年末・正月休みに向けこれだけ大部の資料がタダで手に入るのですから、たっぷり楽しめそうです。
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12月 20th, 2011
北朝鮮の金正日が死亡した(死亡していた)と言うニュースで昨日から大騒ぎですね。
今のところ、17日の朝8時ころ列車の中で心筋梗塞で死亡した、ということになっています。本当のところはどうなのかまだわかりませんが、いずれだんだんわかってくるものと思います。
問題はこれからどうなる、ということでしょうが、多分それはいまのところだれにもわからない、ということでしょうね。
NHKでやっている『坂の上の雲』の時代ならばここはなにがなんでもとりあえず軍隊を進駐させる、というところで、中国もアメリカも、ロシアも負けずに北朝鮮に軍隊を送り込むところです。さすがに今ではそんな乱暴なこともできないので、とりあえずここは様子見、というところでしょうか。
中国もアメリカも、相手に出し抜かれることだけは避けなければならない、とにらみ合いで、ロシアは中国とアメリカにだけいいところを持っていかれるのは我慢できない、ということで、表裏両面からすさまじい工作が繰り広げられているんでしょうね。
一応、後継者は三男の正恩、ということになっていますが、注目は誰が最初にしゃべりだすのか、ということなのかもしれません。すなわち、『この国難に国民一致団結して・・・』何ていう演説を、アナウンサーでない、指導者のうちの誰がするのかで、今後の体制が見えるのかもしれません。
ニュースの画面では身もだえして嘆き悲しむ人民の様子が出てきますが、このような悲しみ方、というのは儒教の正式な葬礼のマナーだ、ということを踏まえておかないと大きな誤解をしてしまうかもしれません。
誰かが死んだら、遺族のうちの誰か、あるいは遺族の代わりの他人の誰かがこのように身もだえして嘆き悲しむ、それが死者を悼む正式な作法だ、ということのようです。
北朝鮮というのは李氏朝鮮の後を継いだ強烈な儒教国家で、それは日本はもちろんのこと本場の中国よりかなり厳格な(とはいえ独特な)儒教の伝統が残っているようですから、そのつもりで見る必要がありそうです。
今はまだ金正日死亡、ということで皆がボー然となっている段階でしょうが、この次に北朝鮮の様々な人々がそれぞれの立場でこれからどうなるか、これからどうするか、ということを考え始めたところで、徐々にいろんな動きが出てくるんだろうと思います。
特に、これから冬の寒さは一層厳しくなります。ここ数年来の凶作や水害で人民はかなり痛めつけられていて、多分、暖房用の薪もない、食べ物もない、という状況でしょう。そんな中で権力の中心が欠けてしまって統制が緩んでしまっているんでしょうから、何が起こっても不思議じゃありません。
帝国主義の時代なら土地と人口を手に入れるためには何でもする、ということだったんでしょうが、今は経済合理性の時代でコストとメリットをはかりにかける時代です。将来的には北朝鮮を手に入れるメリットはかなり大きいと思いますが、そこに行きつくまでのコストの膨大さを考えると中国もアメリカも、韓国も、そう簡単に手を出すこともできないのかもしれません。
北朝鮮の人たちが大挙して生き残りをかけて国を捨て、韓国・中国・ロシアとの国境を越えて入ってこようとしたとき、これらの国々はどうするんでしょうね。そう簡単に受け入れることもできないし、かといって食べ物もない北朝鮮に追い返すこともできないし。
昨日のニュースを見ていて興味深かったのは、金正日の死亡の発表の前に、昼に特別放送をする、と北朝鮮の報道があったのにもかかわらず、野田さんが街頭演説に出かけようとした(結局途中で引き返したようですが)のは危機管理がなっていない、と日本では一部の人がコメントしていましたが、韓国では金正日が死亡してから2日間もそのことが分からなかったのは安全保障上大きな失態だ、という政府批判になっている、ということです。やはり日常的に戦争を意識している国と、もう半世紀以上も戦争を日常と考えないで過ごしている国の違いでしょうか。
特別放送がある、ということを知った韓国政府も、それが金正日の死亡のニュースであるわけがない、何かほかの重大な発表だろう、と思っていたようですから、そういう意味では野田さんが街頭演説に出かけようとした、というのもそれほど責められるようなことではない、ということでしょうか。
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12月 13th, 2011
地球温暖化のCOP17、大もめにもめた後何とか合意に達したようですね。
合意に達した後、すぐにカナダが京都議定書を正式に脱退するなど、とりあえず二酸化炭素を減らすのもしばらくは中断、ということになりそうです。
日本は震災のあとの反原発キャンペーンで火力発電を一気に増やして、二酸化炭素を出し放題のようです。ヨーロッパもユーロ危機の方が二酸化炭素より焦眉の急です。
そんな中、電気自動車をさかんに宣伝していますが、それが使う電気を作るのに伴い発生させる二酸化炭素の増加をどう考えているんでしょうね。
で、COP17の合意ですが、ニュースの報道を見る限り一体何を合意したのか、良くわかりません。
本来なら合意文章かなんかをそのまま発表してくれると良いのですが、解説記事ばかりで肝腎の合意文書がなかなか見つかりません。
ニュースをいろいろ見てみると、どうもこの合意というのは「合意した」ということに合意した、ということのようです。それ以外には中味らしい中味はあまりなさそうですね。
それでも会議が決裂したということより、中味はなくても「合意に達した」と発表できるようにした方が良い、と、合意したんでしょうね。
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12月 13th, 2011
国会も終わりましたね。
最後に問責決議案を可決された一川さんも山岡さんもそのまま閣僚に残って、あとは安心して政府と民主党との言い合いが続いています。
政府としては民主党の、特に昔の公約にしがみつきがたっている人達の言うことを聞くわけにはいかないので、公約違反だ・契約違反だと言われながらも、自民党政権と同じようなことを決めていかざるを得ないということでしょう。
山岡さんはともかく一川さんは、これから年末にかけて沖縄の環境評価書の提出という大仕事が待っていますから、やめるとしてもそのあと、ということになりますね。
で、もう来年のことを皆が考えていて、来年はほぼ確実に選挙の年だろうと思っているようですが、そんな中、いよいよ石破さんが登場してきたようです。自民党内に勉強会を立ち上げたというニュースが話題になっています。
石破さんというのは、いわゆる「女こども」にはとても人気があるとは思えないですが、その分くろうと受けのする人で、やはり今の自民党を見渡して国のリーダーを任せられる人はこの人しか見当たりません。
で、勉強会を立ち上げた途端、何十人もの参加者があって大騒ぎになっているようです。
石破さんというのは、いかにも「オタク」といった感じの人ですから、自分が出世して自民党総裁になろうなんてことを考える人ではなさそうです。この勉強会というのは、自分が総理大臣になるしかない、とようやく覚悟を決めた、と言うことだと思います。
ここしばらくの自民党の総理大臣、民主党の総理大臣を見るにつけ、また震災の後始末・原発の問題・TPP・沖縄の問題・ユーロ危機・北朝鮮の問題等々、従来にもまして解決困難な問題山積の状況を見るにつけ、そして自民党・民主党の国会議員の先生方の顔を思い浮かべるにつけ、やはりここで国の舵取りができるのは自分しかいない、と思い定めての行動だと思います。
すなわち、「乃公出でずんば」というやつです。
民主党の野田さんは民主党の代表になる時から、自分の仕事は政権与党の民主党の幕引きだ、というつもりでやっているでしょうから、政権を自民党に返す、あるいは自民党・民主党・公明党その他を組替えた党に渡すことには何の抵抗もないでしょう。
具体的にどんな具合にものごとが進行するのか、興味深く見ていきたいですね。
で、石破さんの勉強会のニュースですぐに浮かんだ言葉が「乃公出でずんば」だったのは確かですが、このブログの人気ランキングを見ると、「大宗を占める」がトップになっているので、同じような国語ネタの「乃公出でずんば」で、実は中味は政治ネタというのがどのような人気度になるか・・という興味もあって、このタイトルにしてみました。
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12月 8th, 2011
近頃アクチュアリーの間ではERMという言葉がはやりです。
文字通り訳せば企業(事業)の危機管理ということなのですが、今いちその意味する所がわかりません。
アクチュアリー会ではこれを正式な教育課程にして、新しい資格制度も作るということのようです。
で、このテーマでセミナーがあるという案内があったので、参加してみました。場所は東京大学の金融教育研究センター(carf)という所です。
通訳はなし、ということはあらかじめ案内されていたのですが、講師が話し始めた途端、その早口の英語に「こりゃ半分も聞き取れないかな」と心配になりました。ところがしばらくして慣れてくるとそれほどでもなく、所どころ聞き取れない所はあったものの何とか最後まで聞くことができました。
講師はKent大学のアクチュアリー学部だか学科だかの教授であり、J. P. Morgan Asset Managementの Managing DirectorでもあるPaul Sweethingさんというアクチュアリーで、イギリスのアクチュアリー会のERMの教科書を書いた人だということですから、話を聞くには最適な人です。
で、会場に入ったら、大きな教室の正面のスクリーンにパワポのプレゼンが映されているんですが、何とも字が小さくてどうにもなりません。何とか読めるようにと考えて、結局一番前の席に座ることになってしまいました。
プレゼンを紙に印刷したものも配られましたが、いかんせん字が小さくて往生します。講師がまだ若い人(40歳位)のようで、老人に対する配慮などはあまり気にしていないようです。
で、このERMですが、いわゆる単なるRisk Managementと何が違うかということですが
- ERMについてはまだ統一された定義はない。
- 個々のリスクについて個別に考えるというより、企業の全体のリスクについて、全体的に考える。
- いくつものリスクの複合リスクについても考える。
- 数量化できないリスクについても考える。
- 気がついていないリスクについても考える
ということで、何となくわかったようでわからないようで・・といった所です。
どうも保険会社とか金融機関に限った話ではないようです。また金融リスクに限った話でもなく、オペレーションリスクや環境リスク、法規制リスクも入るらしいです。
最後に、
アクチュアリーだけがリスク管理をすることができるというわけではないが、このように広い範囲の技能を使うリスク管理というのは、アクチュアリーの活躍する場だ。
Actuaries are not the only ones that can manage risk・・・but something that uses such a diverse range of skills sounds, to me, actuarial
と締めくくっていました。
全体聞き終わっても“Enterprise”というのが何を意味しているのかまだはっきりしなかったので、
「Enterpriseというのは保険会社や金融機関の枠を超えて、あらゆる種類の企業のことを意味しているようだが、アクチュアリーにERMを教え込んで、その企業のリスク管理の責任者として売りつけようということか」
と質問してみました。
回答は
「保険会社や金融機関以外でも、リスク管理の責任者(Chief Risk Officer)を置いてリスク管理責任の部署を持っている企業は少なくない。このCROは今後多くの企業で必要とされるだろう。だからと言って、たとえば20年後に多くの企業にアクチュアリーがCROとして採用されているということにはならないだろう。」
というものでした。
非常に面白いセミナーでした。興味がある人は、(私の手書きのメモが入ってしまっていますが)プレゼンの資料
http://www.acalax.info/app-def/S-102/wp/wp-content/uploads/2011/erm-seminar.pdf
を見てみて下さい(いかに字が小さいかもわかってもらえると思います)。
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12月 5th, 2011
エジプトで選挙をやっていたり、ロシアの選挙でプーチンの与党が50%しか(!)取れなかったり、アメリカの大統領選挙ももう始まっているし、ヨーロッパ各国でも次々にいろんな選挙をやっているし・・・と、世界中で選挙をやっているようですね
日本では野田さんが先々週、消費税の方向性を年内に固める、と言ったので、「いよいよ選挙か」と思ったのですが、先週は橋下さんのダブル選挙の勝利のニュースのため、総選挙の方はあまり話題にならなかったようですね。
でもここへ来てようやく、皆が選挙を意識し始めているようです。野田さんは(菅さんも)消費税を上げる前に選挙をすると言っているので、年内に方向性が固まればすぐにでも選挙しても良いような気もします。
というより、人材不足の民主党が政権を取っていると大臣になる人が可哀想で、そろそろ選挙をしないと見ていられないような気がします。
第四次補正予算の話も出てますが、肝腎の来年度の本予算の方はなかなか話題にもならないようですし。で、亀井さんが例によって新党の話をしたり、小沢さんが仲間の議員さんにこのままでは皆再選できないぞと言ってはみたものの、だからどうするなんて話もできないでいるようです。
共産党は、今度の選挙はまた昔のように全選挙区に候補を立てると言っています。それでこそ共産党です。
民主党は負けるでしょうが、その分自民党や公明党が勝ちという見通しも立たないので、共産党がいい線行くかも知れないですね。
そうすると、自民党も民主党ももう少し緊張感を持って活動するようになるのではないかと期待したいところですが、どうなりますか。
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11月 28th, 2011
大阪の選挙、橋下さんのグループが市長と府知事、両方共勝ったようですね。
夜になってネットでこの勝利の見通しのニュースを見た途端、浮かんだのが「勝者の呪い」という言葉です。
この言葉は入札やオークションなどで勝った人は、勝つために、買う時は高すぎる値段を付けてしまい、また仕事の入札なんかでは安過ぎる料金で仕事を引受けてしまい、結局勝ったことによって損をしてしまう、というようなことです。
勝者の呪いといっても勝者が誰かを呪うということではなく、「勝者が呪われた存在になる」という意味です。
負けた人はその入札やオークションに参加して値付けをするための費用だけ損をするということで済みますが、買った人はたとえば勝った値段で何かを買わなければならなくて、買った後で良く見てみたらとんでもなく高値掴みをしてしまったのがわかる、とか、仕事を引受けるようなときは入札した値段ではとても間に合わず、原価割れで仕事をすることになる、というようなことです。
橋下さんグループ、ダブル選挙を仕掛けて勝ったのは良いけれど、これからが大変です。
橋下さんは大阪市長になって府知事に自分の仲間を送りこんだとはいえ、大阪府が何でも自分の思うように動いてくれるというわけでもありませんし、府知事との関係もロシアのプーチンとメドベージェフのようにいつまでも磐石という保障もありません。
いずれにしても今までの府知事がこれからは市長ですから、発言力も低下し、思うように影響力を発揮することはできないでしょう。それで八つ当たりで方々の悪口を言うと、橋下さんグループもいつまでもつかということになります。
勝者の呪いといえば、典型的なのが民主党です。
選挙に勝って政権党になることがなければ、反自民でそれなりに耳障りの良いことを言って、それなりに支持もされていたんですが、選挙に勝って政権党になってしまったことによって、今まで言っていたことが絵に描いた餅だということがはっきりしてしまい、政権を担うための人材も殆どいないということがはっきりしてしまいました。今ではもう、政権をいつになったら手放すことができるのか待ちつつ、何をやるにも自民党が何が言ってくれるのを待って丸呑みする、ということしかできなくなっているようです。
これがまさに「勝者の呪い」ですが、そのとばっちりで自民党の方も、民主党がこんなテイタラクなのにもかかわらず、未だに交替できないというミットモなさをさらけ出してしまいました。
いずれにしてもこの大阪ダブル選の勝者、呪いの実例になるのかどうか、見ていきたいと思います。
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11月 25th, 2011
友人に勧められて、数日前からこのブログの「人気の記事」のランキングトップ20を表示するようにしました。右側のメニューの「最近の投稿」の下の所にあります。
面白いですね。
何とダントツのトップに「大宗を占める」というもう半年も前の記事が来ています。国語ネタで私には面白いけれど、読者にはあまり興味はもたれないかなと思っていたのですが。
これ以外にも本当に何の脈絡もなくテンデンバラバラな記事がランキング上位に上がっています。面白いですね。
ランキングを始めた当初には「ニ一天作の五」がトップになったりもしていました。これはなんと、ソロバンの話です。
こんなのを見るとなお更、何の脈絡もないテーマで書きたくなってしまいますね。一体どういうことになってしまうんでしょうか。
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11月 24th, 2011
その昔バブルがはじけた頃、「ジャパンプレミアム」という言葉が良く使われました。
銀行同士のお金の貸し借りの金利があるのですが、借主が日本の銀行の場合についてだけは通常の金利よりちょっと高い金利が適用され、その上乗せ金利のことが「ジャパンプレミアム」と言われていました。バブルがはじけ、日本の銀行が危ない、と思われていたからです。
今は、ユーロ危機のため、ヨーロッパの銀行が危なっかしくなって、ヨーロッパの銀行が借主になる金利が上昇し始めていて、今なら「ユーロプレミアム」とでも言うところですが、銀行間金利の基準がロンドンの金利なので、そういうわけにもいかないようです。
だからと言ってジャパンディスカウントというわけでもありません。ヨーロッパ以外は日本だけじゃないし、日本の銀行も本当の所、どこまで大丈夫なのかはっきりしませんから。
で、ちょっと懐かしい言葉を思い出したので、書いてみました。
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