わからない ― もう一度

4月 4th, 2011

ちょっと前「わからない」という題で、情報の出し手の問題として【わからないことをわからないと発信することが重要】だと書きました。
でもこれでは不十分で、受け手の方も【わからないことをわからないと受信することが大事】だということを言い忘れていました。

未だに原発の話題で不安とか不信感が増大していますが、これも情報の受け手の方が「わからない」と受信するのを拒否しているということなんでしょうね。
それで発信する方が「わからない」と言うと、受取る方で「隠してる」「誤魔化してる」「信用できない」と受取ってしまい、受取拒否ということになるんでしょうね。

私は普段から基本的に「わからない」と受信することにしているのですが、結構「わかった」と受信する人もいるようです。

すなわちAさんが「これはこうです」と言った時、私は『Aさんが「これはこうです。」と言った(けれど本当かどうかわからない)。』と受取るんですが、人によってはこれを素直に『これはこうだ』と受取ってしまうようです。そうすると今度Bさんが「これはこうではありません。」と言った時も、私は『Bさんが「これはこうではありません。と言った(けれど本当かどうかわからない)。」と受取るだけで、別に何の矛盾もなく単に「わからない」だけなんですが、これを『これはこうではない』と受取る人にとっては『これはこうだ』というのと『これはこうではない』という、相反するメッセージを受け取ってしまい、「何がなんだかわからない、誰の言うことも信用できない、何が本当のことなのかわからないから不安だ」ということになってしまうようです。

もうこうなってしまうと誰の言うことも信用できないので、不安が増すばかり。それでなおさら「誰の言うことも信用できない」という悪循環に陥ってしまいます。

こんな時誰かが、嘘でも良いから自信たっぷりに「これはこうに決まってます。違うことを言う人は嘘つきです。」なんて言ったりすると、簡単に騙されてしまいそうですね。

これも日常的な行動パターンの問題ですから、一朝一夕には治らないんでしょうが、いずれ時間が経って事態が落着けば世の中も落着くんでしょうね。

大連立

4月 4th, 2011

いよいよ大連立が実現しそうな雰囲気になってきましたね。

慶應大の権丈先生なんかは、大地震のずっと前から「大連立しかない」と言っていたんですが、
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/
私などいくらなんでもそれはないだろうから、菅さんにはとことん頑張ってもらってと考えていたのです。それが、この未曾有の大震災で、大連立が実現しそうですね。

民主党も政権を取ってから今まで、自分達が言っていたことがいかに非現実的かたっぷり勉強したでしょうから、ここで一緒になっても当面協力することはできるでしょう。

しばらく大連立でやってみて、一段落したらそれこそ政界再編で、今までの政党をバラバラにして組み立て直すということをすれば、かなりすっきりした形にすることができるかも知れません。

どんなことになるか、楽しみです。

都知事選

4月 4th, 2011

あまり話題にならないんですが、現在統一地方選の真っ最中で、都知事選もやっています。

大地震がなければテレビでも新聞でも大騒ぎだったでしょうが、マスコミもあまり騒ぎません。大震災でお花見が自粛になったのと同様、選挙運動で相手を攻撃するのも自粛になっているのでしょうか。
石原さんがまた出てきて、本来であればオリンピック誘致のための大金の無駄使いにしても、新銀行東京の失敗のための大損失にしても、コテンパンに攻撃されるところですが、そのような事態を免れているようです。

今の所石原さんが優勢なようですが、都民は本当に石原さんで良いと思っているんでしょうか。石原さんが当選したとしても、4年間もつのかな、という気もしますが。

新年度

4月 1st, 2011

いよいよ4月です。新しい年度の始まりです。

大震災で急落した株価も、日経平均で10,000円を回復するところまでは行かなかったもののかなり回復し、また異常な円高もおさまって円安になり、国債の利回りが急騰することもなく、金融機関の決算にとってはとりあえずやれやれの3月末になりました。

保険会社にとってはこの震災を原因とする保険金の支払いがどれ位になるか気になる所ですが、まだ保険金の請求の手続きをするというほど事態は落着いていないので、これを決算にどのように反映させるのか、悩ましい所ですね。

金融庁あたりでは、何らかのルールを作って既に各保険会社に通知済みでしょうか。それとも自然体で、保険金の請求がなく通知もないのは支払備金に計上しなくても良いという具合にするのでしょうか。

何らかの基準を作って見積り計上するとしても、かなり難しいことになりそうですね。

いずれにしても新年度。新しい気持で明るいニュースがたくさん出てくると良いですね。

悪者探しはまだ早い

3月 31st, 2011

3.11から3週間。救援のための体制作りは旧ピッチで進んでますね。で、気分的に余裕が出てきたんでしょうか、悪者探しが賑やかになってきました。

こうなったのは誰が悪いとか、こんな時にあいつは何をやってんだとか、まあ誰かを悪者にして悪口を言っていればそれで安心できるということでしょうが、まだちょっと早いんじゃないでしょうか。

事態はかなり良くなっているとはいえ、まだ落着いているわけではありません。今はまだ悪者探しより、事態の改善の方を最優先しなきゃならない時期ですし、そのためにちょっとでも障害になる可能性のある悪者探しはもう少し後にしたらどうでしょう。

何も今慌てて悪口を言わなくても誰も逃げられないですし、もう少し状況が落着いてきたら、不正確な情報で間違って誰かの悪口を言うことも防げるかも知れません。

震災後、徹底して音無しの構えだった小沢さんがようやく声を出し、民主党執行部の悪口を言い始めたようです。それだけ状況が落着いてきたという証拠でしょうか。

キャンペーン

3月 29th, 2011

地震・津波と原発の事故で、かなりの風評被害で被災地産の農産物・魚介類がまるで売れなくなっているようです。
マスコミでも流通業者(スーパーなど)でも良いんですが、「頑張れ被災地キャンペーン」と銘打って、被災地の岩手・宮城・福島・茨城産の農産物・魚介類の売り出しキャンペーンでもやってくれないもんでしょうか。

多少放射能が入っていても身体に影響がないということですから、買って食べてくれる人もかなりいるんじゃないかと思うんですが、今はちょっとでも放射能の可能性があるだけで絶対食べたくないという人がいて、その人達のために流通がストップして誰も食べられないということになってしまっているようです。

もちろん嫌な人は食べなくて良いんですから、気にしない人だけでも食べられるようにならないでしょうか。
そうすれば多少とも被災地の人は現金収入を見込むことができ、元気を取り戻すきっかけにできるんじゃないでしょうか。

私みたいに何もできずテレビのニュースを見るだけの人間も、このようなキャンペーンだったら消費者として参加することができますし、ボランティアで現地に行くなどという覚悟がなくても簡単にできます。

今被災地は、今後農業を続けるにしても漁業を続けるにしても、本当に売れるのかというのが一番の心配でしょうから、できるだけ早く「買い手がいるんだ」ということを目に見えるようにすることが大事じゃないでしょうか。

他人任せのアイデアですが、マスコミでも流通業者でも取上げてくれると嬉しいです。

クラウド

3月 29th, 2011

今回の津波で市町村の行政機能が大きなダメージを受け、その広報のためにツイッターが活用されているというニュースがあります。
確かにこれであればパソコンでも携帯でも役所からの連絡事項を確認することができます。これを動かすシステムも特別なものはなく、インターネットに接続できればそれだけでOKということです。

ツイッターというのも、運営会社が具体的にどのようにシステムを構成しているのかわかりませんが、使う側からするとこれもクラウドサービスの一種といえそうです。

保険会社のシステムは基本的に自社内でシステムを構築し、その一部の機能にクラウドサービスを利用しているというのが一般的ですが、私の知合いの少額短期保険業者では、システムの全体をクラウドサービスを利用して作っています。

「セキュリティなんかは大丈夫?」と聞いたところ、「自分の所のような小さな会社で自前でシステムを持つよりクラウドの方がよっぽどセキュリティはしっかりしているんじゃないか」という返事でした。

今回の津波などを考えると、確かにその通りかも知れません。システムがクラウドになっていれば、インターネットにつながるパソコンとパスワードさえ覚えていれば、オフィスが全滅になっても業務を続けることができるということです。

今回の災害を契機に、クラウドが一気に広がるかも知れません。

菅さん

3月 29th, 2011

今朝の日経新聞のトヨタの記事、「我が意を得たり」の感がしました。

———————————–
生産、調達、販売、人事、総務――。各部門が即座に対策チームを設置した。「御前会議はいらない」。豊田は全チームに厳命した。経営陣が決めてから現場に指示する上意下達では状況変化に対応できない。社長や幹部の耳に情報を入れるのはひとまず後回し。調達を担当する専務の伊原保守(59)は「現地に行き、現実を目の当たりにした従業員に判断させた方が早い」と腹を決めた。
————————————

これです。福島の原発でも、菅さんは東電からの報告がないなんて気にしなくても良いんです。「テレビで報道されて初めて知る」で十分です。『首相や官僚の耳に情報を入れるのはひとまず後回し』でいいんです。現地の担当者に任せておけば良いんです。

「首相の顔が見えない」なんて言われても気にしないで、何か聞かれたら「現場に優秀な人がたくさんいるから、任せている」と答えれば良いだけです。

ロクでもないマスコミや評論家に惑わされず、ブレないで、イラつかないで、じっとしていて下さい。

原発

3月 22nd, 2011

福島の原発、ようやく電気が通じて中央制御室の映像などが出てきました。

ということは、今までは電気がなく、真っ暗だったということでしょう。いろんな計器類もほとんど電気を使っていたんでしょうから、今までは何の計器もなしで管理していたということでしょうね。

今まで格納容器の圧力が上がったとか、燃料棒が水面から何センチ頭を出しているとか、冷却水の温度が何度になったとか、これはどうやって計ったんでしょうね。
電気なしで計ることができる器械だったということでしょうか。それを懐中電灯かなんかを持って、すぐ近くまで直接見に行っていたということでしょうか。大変なことですね。

電気が通じて大分落着いてきたようですが、まだ時々煙が上がってアタフタしているようです(アタフタしているのはマスコミとそれに躍らされる人達だけで、現場は落着いているようです)。

NHKのニュースでは遠くからの原発の映像が出る時、いちいち「30km以上離れた所から撮影しています」などと書かれているのも、不必要な不安をあおりたてているような気がします。別に30km以内に入ると危険ということではないんですから、もっと正々堂々近くから撮影すればよいのにと思うのですが。

その一方で、あまりにも放射能に対する不安感が高まってしまったので、ここにきてようやく「そんなに心配しなくても大丈夫」なんて報道もしています。
30kmまでの屋内退避にしても、20kmまでの避難指示にしても、「あくまで予防的な措置だから今すぐ危険ということではない」とはっきり言えば良いのに、なぜ言わないんでしょうね。

カダフィのリビア

3月 18th, 2011

地震対応も大分落着いてきましたね。
大停電になるかも知れないからという、昨日(3月17日)の電車の本数をさらに減らすという急な話も、それほど大きな混乱もなかったようですし、計画停電にも皆慣れてきているようです。

原発もヘリコプターや放水車が活躍し、今日は電気も通じるようになるということですから、あともう一息、というところでしょうか。

地震前はNHKのBSの海外ニュースなどを見てリビアの情勢を見ていたのですが、大地震以降ニュースも地震関係一色になってしまい、また海外ニュースがあっても福島の原発の方が気になって、見る気になりませんでした。

その間リビアではカダフィ政権の側が反転攻勢で、反政府軍は敗北間近になってしまっているようです。
反政府側が勝てば「カダフィ、出て行け」ですが、カダフィが勝つと反政府側は反乱者として処刑されることになります。非常にアンバランス・不公平なんですが、そういうことです。

何とかならないかなと思っていたら、ようやく国連の安保理が飛行停止を決めたようです。これは要するに国連軍がリビア軍と戦争すると、ようやく決心したということです。とはいえ、リビア軍を負かす戦争をするということではないので、リビアの内戦はさらに長続きすることになります。また、リビアとの戦争に、どの国が兵を出すか、というのも不明です。

地震も落着いたので、またリビア情勢も見ていきたいと思います。